無制限プランのあるポケットWiFiにワイモバイルがあります。
ワイモバイルは店舗もありCMもやっているので、知っている人も多いですよね。
知名度が高いですが、ワイモバイルのポケットWiFiは本当におすすめできるのでしょうか?
この記事ではワイモバイルのポケットWiFiについて徹底解説します。
料金や通信速度、速度制限、他社のポケットWiFiとの比較など詳しく紹介していますので、ぜひポケットWiFi選びの参考にしてください。
この記事の目次
ワイモバイルのポケットWiFiについて
ワイモバイルのポケットWiFiは、ソフトバンクが提供しているモバイルWiFiルーターを使ったネット接続サービスです。
2015年4月1日にソフトバンクがイー・アクセスを吸収合併したあと、イー・アクセスが行っていた「ワイモバイル」を引き継ぎました。
ソフトバンクにもポケットWiFiはありますが、ワイモバイルのポケットWiFiは全く別のサービスになります。
ポケットWiFiは「モバイルWiFiルーター」というスマホ程度の大きさのルーターでインターネットを受信します。
そしてWiFiでスマホやタブレットに接続し、複数の端末でインターネットをすることができます。
ワイモバイルでは、ポケットWiFiのほかに、格安スマホや格安SIMを販売しています。
格安スマホでは珍しく店舗があるので、見かけたことのある人も多いでしょう。
ワイモバイルのポケットWiFiは料金プランが3つ
ワイモバイルには3つの料金プランがあります。
ワイモバイルのポケットWiFiの料金プラン
- Pocket WiFiプラン2:3696円・月7G(追加オプションで無制限になる)
- Pocket WiFiプラン2ライト:2480円・月5G
- Pocket WiFi 海外データ定額:3980円・月7G
料金プランによって利用できるルーターと月データ使用量が変わります。
「Pocket WiFiプラン2」と「Pocket WiFiプラン2ライト」は国内のみ、「Pocket WiFi 海外データ定額」は国内と国外で利用することができます。
日本で使うなら「Pocket WiFiプラン2」か「Pocket WiFiプラン2ライト」のどちらかになります。
以前は複数の料金プランがあったのですが、古いプランは廃止され現在は非常にシンプルになりました。
無制限でも使える「Pocket WiFiプラン2」
「Pocket WiFiプラン2」は、月額3696円で月7Gまで利用できるプランです。
月額684円を支払い「アドバンスモード」にすると月間通信量無制限で利用できるようになります。
アドバンスモードへの切り替えには対応したルーターが必要ですが、Pocket WiFiプラン2のルーターは全て対応していますのでどれを選んでも大丈夫です。
Pocket WiFiプラン2対応ルーター
- 603HW
- 504HW
- 502HW
あまり使わない人向け「Pocket WiFiプラン2ライト」
「Pocket WiFiプラン2ライト」は、月額2480円で月5G利用できるプランです。
あまりデータ通信を行わないライトユーザー向けのプランになります。
使える通信量は多くはないですが、料金がPocket WiFiプラン2より3割ほど安くなっています。
Pocket WiFiプラン2ライトにはアドバンスモードはありません。
無制限で利用したいなら、Pocket WiFiプラン2を選びましょう。
Pocket WiFiプラン2ライト対応ルーター
- 601ZT
- 506HW
海外でも使える「Pocket WiFi 海外データ定額」
「Pocket WiFi 海外データ定額」は、Pocket WiFiプラン2(月額3696円)に「海外データ定額(月額284円)」を組み合わせたプランです。
ルーターの画面から切り替えることができ、国内と海外でそれぞれ月7Gずつ利用できます。
海外で利用した場合、海外利用料が1日90円追加でかかります。
海外用のルーターを別で用意するより料金が安くなるので、旅行や出張で海外によく行く人におすすめのプランです。
アドバンスモードにも対応しているので、無制限での利用も可能です。
Pocket WiFi 海外データ定額
- 701UC
ワイモバイルのポケットWiFiのルーター
ワイモバイルで利用できるルーターの比較になります。
603HW | 504HW | 502HW | 601ZT | 506HW | 701UC | |
データ通信量 | 7G | 7G | 7G | 5G | 5G | 7G |
無制限 | ○ | ○ | ○ | ✕ | ✕ | ○ |
通信速度(下り) | 612Mbps | 261Mbps | 187.5Mbps | 112.5Mbps | 112.5Mbps | 72Mbps |
連続通信時間 | 8.5時間 | 9時間 | 10時間 | 10時間 | 6時間 | 18時間 |
重さ | 135g | 157g | 150g | 93g | 75g | 240g |
月7G・無制限で使うなら「603HW」がおすすめ
「Pocket WiFiプラン2(通常プラン)」なら「603HW」がおすすめです。
603HWは2017年8月に発売した新しめのルーターになります。
最大通信速度612Mbpsと他のルーターに比べて高速通信ができるのでいつでも快適に利用できます。
もちろんアドバンスモードにも対応しているので、無制限で使うことができます。
月7Gか無制限で利用するなら一番おすすめなルーターです。
月5Gで使うならバッテリーが長持ちする「601ZT」がおすすめ
月5Gのライトプランを利用するなら「601ZT」がおすすめです。
100gを切る軽さで持ち運びも便利ですし、連続通信時間も「10時間」と長めなので、バッテリー切れの心配がありません。
」
「506HW」は連続通信時間が6時間と短めですが、75gと一番軽量です。
大きさは長方形か正方形かの違いはありますが、601ZTと506HWどちらもあまり変わりません。
軽さを重視するなら「506HW」を選択してもいいですね。
海外によく行くなら「701UC」
海外でも使いたい人はルーターは「701UC」1択になります。
2018年4月24日に発売された最新のルーターです。
画面から設定を切り替えることで、国内と海外両方で使うことができます。
連続通信時間が18時間とかなり長いのが良い点ですね。
海外に行っても1日中バッテリー切れの心配はないでしょう。
最新のルーターですが、最大通信速度72Mbpsとあまり速くないのがネックです。
海外に行く機会がないのであれば「603HW」のほうがおすすめですね。
ワイモバイルのポケットWiFiのメリット
- 無制限で利用できる
- 通常プランはエリアが広い
- 海外でも利用できる
- ソフトバンクWiFiスポットが無料で使える
無制限で利用できるプランがある
ワイモバイルはアドバンスモードに設定すると、無制限で利用できるようになります。
ワイモバイルはソフトバンク回線を使っていますが、本家のソフトバンクのポケットWiFiには無制限のプランはありません。
無制限で利用できるポケットWiFiは少なく、ワイモバイルの他にはWiMAXくらいしかありません。
通常プランはエリアが広い
ワイモバイルは、ソフトバンクの回線を利用しているため利用できるエリアが広いです。
大手キャリアの回線を使っているだけあって、人工カバー率は99%をこえています。
一部の山間部を除けば、ほとんどの地域で使うことができます。
ただしあとでも解説しますが、無制限で利用する場合利用できるエリアが変わります。
広い範囲で利用できるのは月7G、月5Gプランの場合だけです。
海外でも利用できる
海外でも使える「Pocket WiFi 海外データ定額」を使えば、国内と海外両方で使うことができます。
ポケットWiFiで国内と海外同時に使えるというのは珍しいですね。
1日あたりの利用料も90円と安いので便利です。
ワイモバイルの似たようなサービスに、スマホやタブレットが海外でも利用できる「海外パケットし放題」があります。
「海外データ定額」と「海外パケットし放題」を比較してみましょう。
海外データ定額 | 海外パケットし放題 | |
月額 | 284円 | 0円 |
利用料(1日) | 90円 | 25M以下:1,900円 25M~:2,900円 |
1週間利用した場合 | 914円 | 25M以下:13,400円 25M~:20,300円 |
データ量 | 7G | 無制限 |
海外パケットし放題は月額料金は無料で利用できます。
しかし1日の利用料が、25Mまでは1980円、25M以上は2980円と高額です。
データ容量25Mは、動画や画像をみるとすぐにこえてしまいますから1日2900円かかると考えたほうがいいでしょう。
それに比べて海外データ定額は月額284円かかりますが、1日あたりの利用料は90円と格安です。
月7Gまでと制限はありますが、海外パケットし放題の20分の1以下の料金で利用することが出来ます。
ソフトバンクWiFiスポットが無料で利用できる
ワイモバイルを契約すると「ソフトバンクWiFiスポット」が無料で使えるようになります。
ソフトバンクWiFiスポットは、外出先でWiFiを利用できる公衆無線LANサービスです。
全国のソフトバンクの白い犬のステッカーが貼ってある場所で利用できます。
カフェやレストラン、ファーストフード、居酒屋、バー、ホテル、駅など様々な場所で気軽にWiFiを利用できるようになります。
チェーン店だけでなく、小さいお店でも利用できるところが多いのが特徴です。
利用できる場所はソフトバンクの公式サイトから確認することができます。
WiFiスポットを使えば、ポケットWiFiiの通信量を抑えることができます。
無制限プランではあまり必要ありませんが、7Gプランを利用する時に役に立ちます。
ワイモバイルのポケットWiFiのデメリット
ワイモバイルは、デメリットのほうが大きいです。
特に無制限で利用できるエリアが狭いのが痛いですね。
- 無制限で利用できるエリアが狭い
- 契約期間が3年のみ
- 動画や画像、音声が快適に使えない
無制限プランが利用できるエリアが狭い
ワイモバイルは、月額684円のオプション「アドバンスモード」を使用すると無制限で利用することができます。
「アドバンスモード」はモバイルWiFiルーターの画面から切り替えることができます。
月間通信量が無制限で一見便利そうにみえる「アドバンスモード」ですが、大きな落とし穴があります。
それは「アドバンスモード」が利用できるエリアがとても狭いということです。
ワイモバイルはソフトバンク回線を使っていますが、ソフトバンクの通信回線は複数あります。
無制限のアドバンスモードは「AXGP」という通信方式の狭いエリアだけでしか使えません。
実際にワイモバイルのエリアマップから、無制限プランが使えるエリアをみてみましょう。
地図上の青いエリアがアドバンスモードが利用できるエリアになります。
赤いエリアでは通常プランが使えますが、無制限プランは利用できません。
東京、大阪、名古屋などの都市部は青いですが、ワイモバイルが使えるほとんどのエリアでは無制限では使えないことがわかりますね。
ワイモバイルの無制限プランを「通常プランと同じエリアで使える」と思っていると使えるエリアが全然違うので注意しましょう。
無制限だと思って「AXGP」以外のエリアで使っていると、月7Gをこえてすぐに速度制限にかかります。
そうなるとポケットWiFiが翌月まで使い物にならなくなります。
今後「AXGP」のエリアが拡大していく可能性はありますが、現状では都市部の限られて地域でしか無制限プランは利用できません。
- 通常プランと無制限プランはサービスエリアが全然違うので注意!
- 無制限プランはエリアが極端に狭い
契約期間が3年のみ
ワイモバイルのポケットWiFiは契約期間が3年しかありません。
現在は3年契約のポケットWiFiも増えてきましたが、少し前は2年契約が一般的でした。
今でも2年契約できるポケットWiFiは普通にあるので、契約期間が長いのはデメリットになります。
ポケットWiFiは契約更新月以外で解約すると違約金がかかります。
3年契約で契約更新月をうっかり逃してしまうと、また3年間利用しないといけません。
それが嫌なら違約金9500円を支払う必要があります。
2年契約のほうが解約するチャンスが多いので、3年契約よりおすすめです。
また3年も使っているとモバイルWiFiルーターも古くなり、性能が追いつかなくなってきます。
ITでは3年も経つと最新の通信規格や技術が生まれるため、通信速度や使い勝手に大きな差が生まれるからです。
バッテリーも消耗しているので、充電してもバッテリーが切れやすくなり使い勝手も悪くなります。
スマホと同じように、端末は2年程度で切り替えたほうが快適に使うことができます。
動画や画像、音声が快適に使えない
ワイモバイルではデータ通信量を抑えるために動画や画像、音声の通信速度が制御されることがあります。
通常プランで月7G以上使っていない場合でも、ワイモバイルの判断で速度制限が行われる可能性があります。
ヘビーユーザーへの措置だとは思いますが、画像や動画、テレビ電話などを利用する時に通信速度が遅くなる可能性があります。
少し前までは通信速度の制御に加えて「各種ファイルの最適化」という説明があったのですが、評判が悪かったのか現在はなくなっています。
最適化するということは、データを圧縮して容量を少なくすることです。
言い方を変えると「データが劣化する」ということですね。
「最適化」は現在は行われてないのか、文言が消えただけなのかは不明です。
ワイモバイルのポケットWiFiとWiMAXを比較
ワイモバイルのポケットWiFiと同じく無制限で利用できるサービスにWiMAXがあります。
WiMAXは、KDDIグループの「UQコミュニケーションズ」が運営するポケットWiFiです。
ワイモバイルはソフトバンクグループ、WiMAXはKDDIグループとなり、サービス内容や料金設定が近いためライバル関係にあります。
- ワイモバイル:ソフトバンクグループ
- WiMAX:UQコミュニケーションズ(KDDIグループ)
ワイモバイルのポケットWiFiとWiMAXはどちらがおすすめなのでしょうか。
通信速度、エリア、料金などを細かく比較してみます。
通信速度の比較
ワイモバイルとWiMAXの最大通信速度を比較してみます。
ワイモバイル | WiMAX | |
最大通信速度(下り) | 612Mbps | 708Mbps |
最大通信速度(上り) | 37.5Mbps | 112.5Mbps |
対応ルーター | 603HW | W04、W05 |
通信速度は上りと下りがありますが、下りの速度のほうが重要になります。
下りの通信速度はWiMAXのほうが708Mbpsと速いですが、両方とも600Mbpsをこえているので十分ですね。
ワイモバイルとWiMAXどちらのルーターも「キャリアアグリゲーション」「4✕4MIMO」「256QAM」の技術を使い高速通信が可能になっています。
一昔前の光回線が100Mbpsだったことを考えると、無線でこれだけの速度がでるのはすごいです。
もちろん実際にここまで速度がでるわけではありませんが、通信速度は速いほうがいいですよね。
ワイモバイルで高速なのは「603HW」だけで、次に速いルーター「502HW」は187.5Mbpsと200Mbps以下の通信速度になります。
また月5Gのライトプランで選択できるルータ「601ZT」「506HW」はどちらも無線LAN利用時は最大67Mbpsと遅いです。
WiMAXは「W05」「W04」以外のルーターでも最大通信速度が440Mbpsあります。
全体的な通信速度はワイモバイルよりWiMAXのほうが速くなります。
ワイモバイルとWiMAXの通信速度を比較
- ワイモバイル:612Mbps
- WiMAX:708Mbps
エリアの比較
ワイモバイルはソフトバンクの4G/LTE回線を使っているので、利用できるエリアが広くほとんどの地域で使うことができます。
スマホと同じエリアなので、WiMAXが弱い地下や山間部でも利用できます。
通常プランを比較すると、ワイモバイルのほうがWiMAXよりもエリアが広いです。
ただしWiMAXもオプション(3年契約で無料)でauの回線を利用できます。
オプション利用時はエリアにほとんど違いはありません。
無制限プランを比較するとワイモバイルは「AXGP」のエリアでしか利用できないため、範囲はかなり狭くなります。
WiMAXは、WiMAXのエリアであればどこでも無制限で使うことができます。
無制限で利用できるエリアは、ワイモバイルより圧倒的にWiMAXのほうが広いです。
ワイモバイルとWiMAXのエリアを比較
- 通常プラン:ワイモバイルのほうが広い
- 無制限プラン:WiMAXのほうが圧倒的に広い
速度制限の比較
ワイモバイルとWiMAXの通常プランはどちらも月7Gをこえると速度制限になります。
速度制限にかかると翌月まで128Kbpsとなり、画像や動画の通信はほぼできなくなります。
ワイモバイルは500円の追加料金を支払って500MB購入すれば速度制限を解除できますが、WiMAXは翌月まで解除できません。
そして無制限プランにも実は速度制限があります。
無制限プランは月間通信量に制限はありませんが、回線の混雑を避けるため「直近3日間で10Gをこえると翌日に速度制限」がかかります。
この速度制限は、ワイモバイルもWiMAXも同じです。
2つの無制限プランの速度制限を表にまとめてみました。
ワイモバイル | WiMAX | |
プラン名 | アドバンスモード | ギガ放題 |
速度制限の条件 | 3日間で10G | 3日間で10G |
速度制限の期間 | 翌日18時~25時(翌1時) | 翌日18~26時(翌2時) |
制限後の速度 | 約1Mbps | 約1Mbps |
「3日間10G」の速度制限は両社とも内容はほとんど同じです。
ワイモバイルのほうがWiMAXに比べて速度制限の時間が1時間短くなっている以外に違いはありません。
「3日10G」の速度制限は条件がゆるいため、あまり気にする必要はありません。
WiMAXの速度制限についてはこちらの記事で詳しく解説しているのでよかったら参考にしてください。
ワイモバイルとWiMAXの速度制限を比較
- 通常プラン:両社「7G」をこえると速度制限になる
- 無制限プラン:両社「3日間10G」をこえると速度制限になる
契約期間の比較
ワイモバイルの契約期間は3年しかありません。
WiMAXの契約期間は2年と3年があり、選ぶことができます。
ルーターの性能は常に進歩しているので、最新の機種のほうが性能が高くなります。
3年も経つとルーターも大分古くなってしまいます。
短い期間で交換したほうが、バッテリーの持ちもよく快適な通信が利用できます。
またWiMAXで3年契約をすると「auのLTE回線が無料で使える」特典がついてきますが、ワイモバイルにはこれといって特典はありません。
3年契約は2年契約に比べるとデメリットが多いので2年契約ができるWiMAXのほうがいいですね。
ワイモバイルとWiMAXの契約期間を比較
- ワイモバイル:3年のみ。特典なし。
- WiMAX:2年、3年から選べる。3年の場合特典あり。
料金の比較
ワイモバイルとWiMAXの無制限プランの料金を3年契約で比較してみます。
WiMAXは色々なプロバイダがありますが、人気の高い「GMOとくとくBB」のWiMAXと比較します。
ワイモバイル | WiMAX | |
プラン名 | アドバンスモード | ギガ放題 |
開始月 | 日割り | 日割り |
月額料金 | 4,400円 | 1~2ヶ月目:3,609円 3ヶ月目以降:4,263円 |
キャッシュバック | 0円 | 41,000円 |
合計金額 | 161,400円 | 114,160円 |
ワイモバイルとWiMAXを比較すると、WiMAXのほうが5万円近く安くなります。
月額料金はもともとWiMAXのほうがワイモバイルより安いですが、さらにキャッシュバックがあるため金額に大きな違いがでています。
WiMAXは「UQコミュニケーションズ」が管理、運営していますが、様々なプロバイダや家電量販店がサービスを提供しています。
そのため各社で競争が起こり、月額料金割引やキャッシュバックなどのキャンペーンが行われています。
そのおかげでわたしたちユーザーは安く利用することができます。
ワイモバイルは店舗があるので利用者には便利ですが、その分店舗の維持にコストがかかります。
WiMAXの場合、CMなどの広告は本家のUQコミュニケーションズが行っています。
そのおかげでプロバイダは直接広告を出したり店舗をもつ必要がなく、その分利用者にキャンペーンとして還元できるようになっています。
お得なキャンペーンをしているWiMAXを利用したほうが、ワイモバイルよりも大幅に通信費が安くなります。
無制限のポケットWiFiを安く利用したいならWiMAXのほうがおすすめです。
ワイモバイルとWiMAXの料金を比較
- ワイモバイル:お得なキャンペーンがないため、料金は一律
- WiMAX:キャンペーンが多く、ワイモバイルより5万円近く安くなる
無制限ならワイモバイルよりWiMAXのほうがおすすめ
色々な角度からワイモバイルとWiMAXを比較してみました。
ワイモバイルとWiMAXの比較結果
- 通信速度:WiMAX
- 速度制限:引き分け
- 料金:WiMAX
- 通常プランのエリア:ワイモバイル
- 無制限プランのエリア:WiMAX
「通信速度」「料金」「無制限プランのエリア」はWiMAXのほうがワイモバイルより優位です。
無制限のポケットWiFiを探しているなら、料金も安くエリアも広いWiMAXのほうがおすすめです。
月7Gの通常プランは無制限の時とは違い、ワイモバイルのほうが使えるエリアが広くなります。
電波の特性上、ソフトバンク回線の方がWiMAXに比べて地下などでつながりやすいです。
無料のソフトバンクWiFiスポットを使えば速度制限になりにくくなりますし、速度制限になっても追加料金を支払えば解除することができます。
安さ重視ならWiMAX、ソフトバンク回線が使いたい人はワイモバイルを選ぶといいでしょう。
ワイモバイルはWiMAXにはない海外でも利用できるポケットWiFiがあります。
海外によく行く人は、ワイモバイルの「Pocket WiFi 海外データ定額」を利用するといいでしょう。
ただし海外データ定額は月284円かかります。
大きな金額ではないですが、3年間で全部で1万円程度になります。
WiMAXのキャンペーンとあわせて比較すると、ワイモバイルは6万円近く高くなります。
年に数回海外旅行に行くなら、普段はWiMAXを使い、海外旅行に行くときだけ海外用のポケットWiFiをレンタルしたほうがお得です。
- 無制限プランはWiMAXがおすすめ
- 通常プランは安さ重視ならWiMAX、ソフトバンク回線ならワイモバイル
- 海外によく行くならワイモバイル
ワイモバイルのポケットWiFiまとめ
ワイモバイルは無制限で利用できる有名なポケットWiFiです。
しかし同じポケットWiFiであるWiMAXと比べると見劣りする部分が多く、あまりおすすめできません。
ワイモバイルのポケットWiFi
- 料金が高い(WiMAXのほうが安い)
- 無制限で使えるエリアがとても狭い
- 最大通信速度が遅い
一番気をつけたいのは、通常プランと無制限で利用できるエリアが全然違うことです。
知らずに契約してしまうと、3年契約なのですぐに解約しようとしても違約金を支払わないといけません。
ワイモバイルで無制限で利用しようと考えている人は、WiMAXなど他社のポケットWiFiも検討してみるといいですよ。
ポケットWiFi選びの参考になれば幸いです。