民泊レンタルWiFiが気になっていませんか?
民泊レンタルWiFiは、レンタルポケットWiFiの1つです。
結論からいうと、民泊レンタルWiFiは月額料金が高く、利用できるデータ量も少ないのでおすすめできません。
この記事では、民泊レンタルWiFiの特徴やデメリットを詳しく紹介します。
他社レンタルポケットWiFiとの比較もしているので、民泊レンタルWiFiの利用を考えている人はぜひ参考にしてください。
この記事の目次
民泊レンタルWiFiとは
民泊レンタルWiFiは、株式会社Lucciが運営するレンタルポケットWiFiです。
レンタルポケットWiFiは、従来のポケットWiFiのようにモバイルWiFiルーターを購入するのではなく、レンタルして使うサービスです。
端末をレンタルするので「2年」「3年」といった契約期間の縛りがないのが大きな特徴です。
契約期間の縛りがないので、もちろん解約した時の違約金もかかりません。
解約が自由にできて気軽に利用できるので、レンタルポケットWiFiは人気の高いサービスです。
民泊向けのサービスが多いことから、レンタルポケットWiFiのことを「民泊WiFi」と呼ぶこともあります。
民泊レンタルWiFiももともとは民泊オーナーがゲストに貸し出すために始めたサービスですが、個人でも利用が可能です。
民泊レンタルWiFiの回線はソフトバンクのLTEを利用しています。
民泊レンタルWiFiの料金プラン
民泊レンタルWiFiの料金プランは1つだけと非常にシンプルです。
月額4,500円で月50Gまで利用できます。
料金プランの内容 | |
月間データ容量 | 50G ※代替え機あり |
契約事務手数料 | 4,500円 |
月額料金 | 4,500円 |
契約期間 | なし |
月額料金が高めですが、端末が故障、紛失した際に保証してくれる「サポートパック(月額980円)」の料金が含まれています。
データ容量は月50Gまでで、容量を超えると128Kbpsに通信速度が制限されます。
月50Gなので、1日あたり1.7G程度利用すると月末までに速度制限にかかる計算になりますね。
ただし速度制限にかかっても、2,000円を支払えば代替え機を送ってくれるため、実質無制限で利用することが可能です。
民泊レンタルWiFiの特徴、メリット
- 安心サポートパックが料金に含まれている
- 請求書払いで支払いができる
- 代替え機を2,000円でレンタルできる
安心サポートパックが料金に含まれている
民泊レンタルWiFiは、端末が壊れたり紛失したときに保証してくれる「安心サポートパック(月額980円)」が月額料金に最初から含まれています。
レンタルポケットWifiは、端末をレンタルしているので、万が一端末が故障や紛失した場合、数万円の弁済金が発生します。
民泊レンタルWiFiの場合、通常であれば30,000円の弁済金が発生しますが、最初からサポートパックに加入しているので、送料や手数料の支払いだけで住みます。
故障 | 紛失 | |
本体 | 本体代金無料 送料500円 |
手数料1,000円 代替え機送料500円 |
SIMカード | 3,000円 | 3,000円 |
他社のレンタルポケットWiFiでは、サポートパックがオプションになっていて、追加で月額500円程度かかるところが多いです。
自分で保証オプションの加入を選択できないというデメリットはありますが、民泊レンタルWiFiは、最初から安心サポートパックに加入しているので、もしもの時も安心して利用できるというメリットあります。
請求書払いで支払いができる
民泊レンタルWiFiは、クレジットカード以外に請求書払い(後払い)での支払いが可能です。
多くのレンタルWiFiはクレジットカード払いにしか対応していません。
民泊レンタルWiFi | SAKURAWiFi | FUJI WiFi | |
支払い方法 | クレジットカード(paypal) 請求書払い |
クレジットカード | クレジットカード |
口座振替ができるレンタルWiFiもありますが、請求書払いで支払いができるレンタルWiFiは非常に珍しいです。
支払いを請求書払いにすれば、クレジットカードを持っていない人でもレンタルWiFiを利用することができます。
ただし請求書払いの場合、月額料金の他に別途205円(税込)の手数料がかかります。
速度制限になった場合、代替え機を2,000円で利用できる
民泊レンタルWiFiは月50Gまでの容量制限がありますが、50Gを超えて速度制限にかかってしまった場合も2,000円を支払えば代替え機を送ってくれます。
多くのレンタルポケットWiFiはソフトバンク回線を使っていますが、一度速度制限にかかってしまうと通信速度が128Kbpsまで低下します。
通信速度が128Kbpsまで落ちると、LINEやメールで文字を送ることはできますが、画像や動画の表示は難しくなり、ほとんとインターネットが使いものにならなくなります。
他社では速度制限に対する救済措置は一部のレンタルWiFiを除き、ありません。
民泊レンタルWiFiは、万が一使いすぎて速度制限にかかってしまっても、追加料金を支払えば代替え機を送ってくれるので、速度制限を解除することができるというメリットがあります。
民泊レンタルWiFiの注意点、デメリット
- 月50G以上利用すると速度制限がかかる
- 最低2ヶ月間は利用する必要がある
- 他社と比べて月額料金が高い
月50G以上利用すると速度制限がかかる
民泊レンタルWiFiは月50G以上利用すると速度制限にかかります。
一方で他社のレンタルWiFiの速度制限には大きく3つのパターンがあります。
回線 | 速度制限の条件 | 速度制限 |
ソフトバンク | 1日3G以上 | 当日中128Kpbs |
月100Gを超えたあたり | 翌月まで128Kbps | |
WiMAX | 3日間で10G以上 | 翌日夜に1Mbps |
ソフトバンク回線の場合、1日3Gの短期速度制限がある場合と、「無制限」といっているけど、実際は月100Gを超えたあたりでソフトバンク側で速度制限にかけられる2つのパターンがあります。
レンタルWiFiによって速度制限の条件は違いますが、どちらのパターンでも月100G程度は利用することができます。
民泊レンタルWiFiは月50Gまでしか利用できないので、月100G以上利用できる他社と比べると、利用できるデータ量が半分しかありません。
一応代替え機を利用すれば速度制限を解除できますが、追加料金として2000円かかってしまいますし、代替え機が届くまでは速度制限にかかったままです。
月50Gで速度制限にかかってしまうので、データ使用量が多い人には向いていません。
最低2ヶ月は利用する必要がある
民泊レンタルWiFiは、契約期間の縛りはありませんが、契約してから最低2ヶ月間は利用する必要があります。
民泊レンタルWiFiは当月解約ができず、連絡をしてから最短で翌月の解約になるためです。
1~14日までに連絡 | 15日~末日連絡 | |
解約時期 | 翌月解約 | 翌々月解約 |
1~14日までに解約連絡をすると翌月、それ以降に連絡した場合は翌々月での解約となります。
そのため短期間で1ヶ月だけ使いたい時などは民泊レンタルWiFiはおすすめできません。
他社と比べて月額料金が高い
民泊レンタルWiFiは月額4,500円と他社に比べて月額料金が高めです。
レンタルWiFiは月額3,680円のサービスが多いので比較すると割高です。
民泊レンタルWiFiは月額料金に安心サポートパック(月額980円)が含まれていますが、他社でサポートパックに加入したほうが月額料金は安くなります。
民泊レンタルWiFi | SAKURAWiFi | SPACEWiFi | |
月額料金 | 4,500円 | 3,680円 | 3,680円 |
サポートパック | 月額料金に含む | 500円 | 500円 |
合計 | 4,500円 | 4,180円 | 4,180円 |
民泊レンタルWiFiは、月間データ量50Gと他社に比べて少ないですが、特に料金が安いわけではありません。
そのため月額料金が安いレンタルWiFiを探してる方にはおすすめできません。
民泊レンタルWiFiと他社レンタルWiFiとの比較
民泊レンタルWiFiの特徴とデメリットを紹介しました。
次に民泊レンタルWiFiと他社レンタルWiFiを比較してみましょう。
民泊レンタルWiFiとどんなときもWiFiの比較
民泊レンタルWiFiと比較するのは「どんなときもWiFi」です。
どんなときもWiFiは2019年に新しく登場したレンタルWiFiです。
2つのレンタルWiFiの特徴をまとめた比較表は以下のようになります。
民泊レンタルWiFi | どんなときもWiFi | |
データ容量 | 50G | 無制限 |
初期費用 | 4,500円 | 3,000円 |
月額料金 | 4,500円 | 3,480円 |
利用回線 | ソフトバンク | LTE(docomo、au、ソフトバンク) |
速度制限 | あり ※2,000円で代替え機利用可 |
完全無制限 |
契約期間 | なし | 2年 |
料金を比較すると民泊レンタルWiFiは、どんなときもWiFiよりも月額料金は1,000円以上高くなります。
また民泊レンタルWiFiは月50Gを超えると速度制限にかかりますが、どんなときもWiFiは速度制限なしの完全無制限で利用できます。
民泊レンタルWiFiも2,000円を支払えば代替え機を利用できますが、追加料金がかかりますし、新しい端末が届く間は速度制限にかかった状態が続きます。
どんなときもWiFiは「クラウドSIM」でオンライン上で自動的にSIMを入れ替えることができるので、速度制限にかかりません。
民泊レンタルWiFiと違い、追加料金もかかりませんし、代替え機が届くまで待つ必要もありません。
どんなときもWiFiは、2年間の契約期間の縛りがあるので数ヶ月の短期利用を考えている方には向きませんが、ポケットWiFiの長期利用を考えているなら、一番おすすめできる新しいポケットWiFiです。
民泊レンタルWiFiがおすすめな人
- 請求書払いで支払いをしたい人
- データ量が月50G以内の人
- 数ヶ月だけ短期で利用したい人
民泊レンタルWiFiは「請求書払いができる」「契約期間の縛りがない」などの特徴があります。
請求書払いができるので、クレジットカードを持っていない方でもポケットWiFを利用することが可能です。
また、どんなときもWiFiと違い契約期間の縛りがないので、2~3ヶ月の短期間だけポケットWiFiを使いたい方にもおすすめです。
また民泊レンタルWiFiは月50Gを超えると速度制限にかかるため、データ量が月50G以内の方が利用しましょう。
速度制限になっても代替え機を利用できますが、追加料金2,000円がかかるのでおすすめできません。
Huluなどの動画サービスで毎日、映画やドラマを見る方は月50Gを超える可能性が高いので、他のポケットWiFiを使ったほうがいいいです。
どんなときもWiFiがおすすめな人
- 月額料金が安いポケットWiFiを使いたい人
- 速度制限がないポケットWiFiを使いたい人
- 安定した通信ができるポケットWiFiを使いたい人
- 契約期間を気にしない人
どんなときもWiFiの一番の特徴は「速度制限なしで完全無制限で使える」ことです。
クラウドSIMでSIMカードを自動で入れ替えることができるので、速度制限を回避することができます。
民泊レンタルWiFiは「月50G」を超えると速度制限にかかりますが、どんなときもWiFiには速度制限がありません。
1日1.7G以上利用するならどんなときもWiFiを選ぶのがおすすめです。
他社の無制限ポケットWiFiは、実際には短期間の速度制限や通信会社からの速度制限があります。
現状、完全無制限で利用できるポケットWiFiはどんなときもWiFiだけです。
またドコモ、au、ソフトバンクのトリプルキャリアのLTEが全て使えるので、どんな場所でも電波が繋がりやすいのも特徴です。
通信の安定性が高いので日常で使う以外にも、旅行やアウトドアで電波が繋がりにくい場所に行った時も活躍します。
どんなときもWiFiは2年間の契約期間の縛りがあるため、短期利用には向きません。
しかし、長期間での利用を考えている方には今一番おすすめできるポケットWiFiです。
月額3,480円で利用できるので気になる方はチェックしてみるといいですよ。
民泊レンタルWiFiの申込手順と流れ
民泊レンタルWiFiの特徴や他社レンタルポケットWiFiとの比較を紹介しました。
次に、民泊レンタルWiFiの申込手順と流れを解説します。
大まかな申込見の流れは以下のようになります。
- 公式サイトから申し込みページに行く
- 支払い方法を選ぶ
- メールで本人確認書類を提出する
それではそれぞれの項目を詳しく解説していきます。
公式サイトから申し込みページに行く
まず最初に民泊レンタルWiFiの公式サイトから申し込みページに移動しましょう。
サイトの一番上に、申し込みのボタンが表示されているので、クリックすれば申込み画面に移動します。
支払い方法を選ぶ
次に支払い方法を「クレジットカード払い」か「請求書払い」で選択します。
クレジットカード払いの場合、PayPal(ペイパル)での支払いになるため、PayPalの登録が必須です。
PayPalアカウントを持っていない方はまず最初にPayPalで新規アカウントを作成しましょう。
請求書払いの場合は後払いになるので、PayPalの登録は必要はありませんが、毎月205円の手数料がかかります。
メールから本人確認書類を提出する
申込みが完了すると、登録したメールアドレル宛に民泊レンタルWiFiからメールが届きます。
届いたメールに記載されているURLから本人確認の画像を提出しましょう。
クレジットカード払いの場合は、同時にクレジットカードの情報を登録する必要があります。
サイトから申込みが終わっただけでは、登録は完了していません。
メールに気が付かないままだと、いつまでたっても端末が届かないので、必ずメールをチェックしましょう。
民泊レンタルWiFiのまとめ
民泊レンタルWiFiについて、特徴やデメリット、他社レンタルWiFiとの比較などを詳しく紹介しました。
民泊レンタルWiFiは「請求書払いができる」「サポートパックが料金に含まれている」といった特徴があるポケットWiFiです。
しかし以下のようなデメリットもあります。
- 月額料金4,500円と高い
- 月50Gを超えると速度制限にかかる
- 端末が古い
民泊レンタルWiFiは、月額料金が4,500円と他社に比べて高く、月50Gで速度制限にかかるのであまりおすすめできません。
請求書払いができるので、クレジットカード以外で支払いをしたい方は選択肢に入りますが、そうでなければあえて民泊レンタルWiFiを選ぶ理由は見当たりません。
比較のときにも紹介しましたが、ポケットWiFiの長期利用を考えているなら「どんなときもWiFi」がおすすめです。
月額3,480円で完全無制限なので、使いすぎの不安や心配がないですし、民泊レンタルWiFiよりお得です。
1日1.7G以上使う方や、高画質動画を大画面で観たい方は、料金が安くて速度制限のない「どんなときもWiFi」を利用するといいですよ。