Smafi WiMAX(スマフィ ワイマックス)は2019年に新しく開始したWiMAXサービスです。
後発のWiMAXなのでサービス内容が気になっている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、Smafi WiMAXはサービス内容が微妙なのであまりおすすめとはいえません。
この記事ではSmafi WiMAXが微妙な理由を、特徴や注意点とともに詳しく解説していきます。
Smafi WiMAXが気になっている方やWiMAXのプロバイダ選びに悩んでいる方はぜひ一度ご覧ください。
この記事の目次
Smafi WiMAXとは
Smafi WiMAX(スマフィ ワイマックス)は、GMOインターネット株式会社が2019年2月に新しく開始したWiMAXサービスです。
GMOインターネット株式会社は、もともとシェアNo1のWiMAXプロバイダ「GMOとくとくBB」を運営している会社です。
Smafi WiMAXは同社が運営しているインターネット情報発信メディア「Smafi by GMO」に、GMOとくとくBBのWiMAXサービスを提供して作られた新しいWiMAXサービスです。
Smafi WiMAXは、契約期間中は月額料金が一律で利用できるのが大きな特徴です。
WiMAXは利用年数に応じて月額料金が変わることが多く、合計でいくらかかったのかがわかりにくいことが多いのですが、Smafi WiMAXは月額料金が一律なので、料金体系が明快で非常にわかりやすくなっています。
Smafi WiMAXの料金プラン
Smafi WiMAXには月間データ量無制限で利用できる「たっぷりギガ放題プラン」と月7Gまで利用できる「安い7Gプラン」があります。
- たっぷりギガ放題プラン:月間データ量が無制限で使えるプラン
- 安い7Gプラン:月7Gまで使えるプラン
2つのプランの詳しい料金体系は以下のようになっています。
たっぷりギガ放題プラン | 安い7Gプラン | |
データ量 | 無制限 | 7G |
初期費用 | 3,000円 | 3,000円 |
利用開始月(0ヶ月目) | 0円 | 0円 |
1~36ヶ月 | 3,590円 | 3,017円 |
37ヶ月~ | 4,263円 | 3,609円 |
どちらのプランも最初の月は無料で利用でき、その後3年間の月額料金は一律になっています。
月7Gプランはあまりデータ量を使わないライトユーザー向けのプランです。
月額料金が安いのが魅力ですが、使いすぎると128Kbpsの速度制限にかかってしまいます。
スマホのデータ量では少なくてすぐに速度制限にかかってしまうからポケットWiFiを検討しているという方は、無制限で快適にインターネットが使える「ギガ放題プラン」を選ぶのがおすすめです。
Smafi WiMAXの特徴
- 料金体系がシンプルでわかりやすい
- オプションの申込みが必要ない
- 20日以内なら解約違約金なしでキャンセルできる
- 最短即日発送してくれる
- auスマートバリューmineやギガ月割に対応している
料金体系がシンプルでわかりやすい
Smafi WiMAXは月額料金が一律なので、他のWiMAXプロバイダに比べて料金体系が非常にわかりやすくて明快です。
WiMAXは各プロバイダごとに独自のキャンペーンを行っているため、契約中に何度も月額料金が変わることもあり、料金がわかりにくいことが多いです。
Smafi WiMAXは、初期費用として事務手数料3,000円がかかりますが、利用開始月(0ヶ月目)は無料ですし、それ以降は定額の月額料金を支払えばいいだけなので、料金体系がシンプルです。
また3年間月額料金が割引されるため、本家のUQ WiMAX(月額4,263円)よりも毎月673円安く利用できます。
オプションの申込みが必要ない
Smafi WiMAXは契約時に余計なオプションの加入が不要です。
WiMAXのプロバイダによっては割引やキャンペーンが適応されるためにオプションをセットで申し込む必要があります。
オプションに申し込んでしまうと後から解約する手間が増えますし、もし解約を忘れてしまうと毎月余計な料金を支払うというリスクがあります。
Smafi WiMAXは割引のためにオプションの申込みが必要なく必要なのは定額の月額料金だけなので、申込後に余計な手間がかかりません。
20日以内なら解約違約金なしでキャンセルできる
WiMAXは3年契約なので途中で解約すると違約金が発生しますが、Smafi WiMAXは20日以内であれば解約違約金なしでキャンセルできます。
WiMAXを初めて利用する時は、電波の受信感度や通信速度が気になるはずです。
- 室内でもちゃんと使えるのか気になる
- 初めて利用するのでまずは実際の環境で試してみたい
- 通信速度の実測値がどれくらいなのか確認したい
万が一満足行く結果にならなかったときでも、違約金を支払わなくてもいいので、安心して申し込むことができます。
もともとWiMAXには8日以内なら解約できる「クーリングオフ制度」がありますが、Smafi WiMAXは独自に違約金を負担する制度を実施しています。
クーリングオフに比べて期間が2倍以上あるので他社よりも解約しやすくなっています。
20日内のキャンセルの条件や注意点をまとめると以下のようになります。
20日キャンセルの条件や注意点
- 申し込みが初めての方が対象
- WiMAXのピンポイントエリア判定「○」が条件
- キャンセルの前にGMOとくとくBBに連絡が必要
- 20日以内にWiMAX端末を返却すること
- 違約金以外の料金(事務手数料など)は発生する
この制度では解約違約金は発生しませんが、それ以外の費用はかかります。
事務手数料3,000円や月額料金1ヶ月分、端末返送時の送料などは支払う必要があります。
最短即日発送してくれる
Smafi WiMAXは「平日15時30分、土日祝日14時まで」に申し込みをすれば即日発送してくれます。
即日発送すれば翌日には端末を受け取ることができるので、すぐにWiMAXでインターネットが利用できるようになります。
引っ越しの時や、スマホが通信制限になってすぐにポケットWiFiが必要になったときなどに便利ですね。
即日発送の受付時間も「平日15時30分、土日祝日14時まで」と長く、日祝も発送してくれるのはさすが大手のプロバイダといったところですね。
スマホのセット割引に対応している
Smafi WiMAXは、「auスマートバリューmine」や「ギガ月割」などのスマホのセット割引に対応しています。
- auスマートバリューmine:auスマホが最大月1,000円割引になるセット割引
- ギガ月割:UQモバイルが最大月300円割引になるセット割引
WiMAXの運営元はKDDIグループの「UQコミュニケーションズ」なので、auユーザーやUQモバイルの利用者にはメリットがあるように設計されています。
ただしこれらの割引は、WiMAXプロバイダによっては対応していないこともあります。
Smafi WiMAXは、セット割に対応しているので、auユーザーやUQモバイルを使っている人におすすめできます。
Smafi WiMAXのデメリット
- 他に料金の安いプロバイダがある
他に安いプロバイダがある
Smafi WiMAXは月額料金が一律でわかりやすいですが、料金が安いわけではありません。
他社WiMAXプラバイダと比較するとSmafi WiMAXより料金が安いプロバイダがあります。
Smafi WiMAX | GMOとくとくBB | |
プラン | たっぷりギガ放題プラン | ギガ放題プラン(月額割引) |
初期費用 | 3,000円 | 3,000円 |
利用開始月(0ヶ月目) | 0円 | 2,170円の日割り |
1~2ヶ月 | 3,590円 | 2,170円 |
3~36ヶ月 | 3,590円 | 3,480円 |
37ヶ月~ | 4,263円 | 4,263円 |
そのためできるだけ通信費を抑えたい人には向いていません。
上の比較表を見てもらえばわかりますが「Smafi WiMAX」の運営元である「GMOとくとくBB」のほうが、月額料金は安くなります。
Smafi WiMAXの料金は他のWiMAXプロバイダに比べて特別安いわけではありません。
Smafi WiMAXを申し込むなら、運営元が同じで月額料金が安い「GMOとくとくBB」を選んだほうがいいです。
Smafi WiMAXまとめ
- 月額料金が一律でシンプル
- 有料オプションの加入が不要
- 20日以内なら違約金なしでキャンセル可能
- 即日発送に対応
- au、UQモバイルのセット割引に対応
Smafi WiMAXは月額料金が変わらず、オプションの加入も必要ないので料金体系がシンプルなのが特徴です。
ただし3年間の合計料金は、運営元である「GMOとくとくBB」のほうが安いです。
「即日発送可能」「20日以内キャンセル可能」「セット割引」などのサービス内容もGMOとくとくBBと全く同じです。
綜合的に料金が高くなるためあえてSmafi WiMAXを選ぶ理由はありません。
Smafi WiMAXを選ぶなら同じ運営元で料金が安い「GMOとくとくBB」の方がおすすめです。
料金も他社より安いですし、シェアNo1のプロバイダなので安心して利用できる一番おすすめのWiMAXプロバイダです。
GMOとくとくBBには「月額割引」と「キャッシュバック」の2つのキャンペーンがあります。
綜合的な金額は「キャッシュバック」のほうが安くなりますが、キャッシュバックを受け取るための手続きが必要です。
対して「月額割引」は、毎月月額料金が自動的に割引されるのでキャッシュバック手続きは不要です。
料金が安いほうがいいなら「キャッシュバック」、手続きが面倒なら「月額割引」を選びましょう。