U-NEXT(ユーネクスト)は映画やドラマ、アニメなどが視聴できる動画配信サービスです。
動画を観る時は安定した通信が必要なので、ポケットWiFiのWiMAXで快適にU-NEXTの動画を視聴できるのか気になっている方も多いです。
結論をいうとWiMAXでU-NEXTは視聴できます。
ただし完璧ではなく、気をつけるべき注意点もあります。
この記事では、U-NEXTに必要な通信速度や通信量、WiMAXでU-NEXTが快適に観られるのかについて詳しく解説しています。
U-NEXTを観るのにおすすめのポケットWiFiも紹介しているので、よかったらご覧ください。
この記事の目次
WiMAXとU-NEXTについて
WiMAX(ワイマックス)とは?
WiMAXは高速な通信ができる人気のポケットWiFiです。
小型で持ち運びのできる「モバイルルーター」を使って、気軽にインターネットを楽しむことができるサービスです。
WiMAXについては「WiMAXとは?WiFiの違いやメリット・デメリットを徹底解説!」でも詳しく解説しているのでよろしければご覧ください。
U-NEXT(ユーネクスト)とは?
U-NEXTは月額1,990円でドラマ、映画、アニメなどの動画が見放題になる動画配信サービスです。
動画の他に70冊以上の雑誌が読み放題になるのも大きな特徴です。
U-NEXTは月額1,990円かかりますが、毎月1,200円分のポイントがもらえて、最新作などの有料作品や書籍、コミックなどの購入に使うことができます。
1ヶ月無料で利用できるので、気になる方は試しに登録してみるといいでしょう。
U-NEXTの特徴
- 月額1,990円(31日間無料)
- 14万以上の動画が観られる
- 70冊以上の雑誌が読み放題
- 1,200円分のポイントが毎月もらえる
- 端末にダウンロードしてオフラインで視聴できる
WiMAXでU-NEXTを観るのに必要な通信速度は?
動画をみる時に気になるのが通信速度です。
通信速度が遅いと画面がカクついてしまうので、快適に動画を観れなくなります。
動画を観るために必要な通信速度は表示する画質によって変わります。
U-NEXTの画質ごとに必要な通信速度は以下の通りです。
画質 | 通信速度 |
標準画質(SD) | 1.5Mbps |
高画質(フルHD) | 3Mbps |
最高画質(4K) | 15Mbps |
参考リンク:推奨通信速度について|U-NEXT公式サイト
U-NEXTはそこまで速い通信速度は必要ないことがわかります。
4K動画は15Mbpsの通信速度が必要ですが、4K作品自体がかなり少なく端末側も4Kに対応している必要があります。
またU-NEXTの場合は4K作品は有料なので、月額料金の他に購入するかポイントを使う必要があります。
フルHD画質(1080p)でもブルーレイと同じ画質なので、大画面で観ても十分綺麗に映ります。
- SD画質(480p):DVDと同じ画質
- フルHD画質(1080p):ブルーレイと同じ画質
作品数が少ないことや有料であることを考えるとU-NEXTの4K動画にこだわる必要はありません。
U-NEXTのほぼすべての作品がフルHD画質に対応しているので、3Mbpsの通信速度があれば快適にU-NEXTの動画を視聴することができます。
WiMAXでU-NEXTは視聴できる
U-NEXTに必要な通信速度は3Mbps程度なので、WiMAXでもU-NEXTは快適に視聴できます。
WiMAXはポケットWiFiですが、最大通信速度1,237Mpbsと非常に高速です。
実測値でも10~30Mbpsの通信速度はあるので、U-NEXTに必要な通信速度3Mbpsよりも高速です。
そのためWiMAXの通信速度でも全く問題なく、U-NEXTを快適に視聴することができます。
WiMAXでU-NEXTを観る時の注意点
WiMAXは高速なポケットWiFiなので、通信速度に関しては全く問題ありません。
しかしデータ通信量には気をつける必要があります。
HD画質で動画を観ていると速度制限にかかる
WiMAXは「ギガ放題プラン」なら月間データ量に制限はありませんが、ヘビーユーザーの使いすぎを防ぐために短期間の速度制限があります。
具体的には「3日間で10G以上」使うと翌日の夜に速度制限にかかります。
内容 | |
速度制限にかかるデータ通信量 | 直近3日間で10G以上 |
速度制限にかかる時間帯 | 翌日の18時~翌2時まで |
速度制限後の通信速度 | 1Mbps |
速度制限を回避するためには3日間のデータ使用量を10G以内に抑える必要があります。
画質ごとのU-NEXTを視聴できる時間は以下のようになっています。
画質 | 1Gあたりの視聴時間 | 10Gあたりの視聴時間 |
最低画質 | 12時間 | 120時間 |
低画質(SD) | 4.5時間 | 45時間 |
高画質(フルHD) | 0.5時間 | 5時間 |
「最低画質」はスマホやタブレットなどのモバイル端末で設定できる画質です。
パソコンやテレビなど画面が大きな端末は「低画質(SD)」か「高画質(HD)」の2種類から選択します。
最低画質の場合10Gあたり120時間視聴できるので、3日間で速度制限にかかることはありません。
SD画質も3日間で45時間、1日あたり11時間以上動画を視聴することができます。
こちらも速度制限にかかる心配はないでしょう。
しかし高画質(フルHD)で動画をみると5時間程度で10Gに到達します。
1日1本映画を観ると10Gを超えてしまことになります。
実際は動画をみる以外にもWiMAXを使うでしょうから、速度制限にかかるのはもっと早いでしょう。
WiMAXでU-NEXTを視聴する時はHD画質だとすぐに速度制限にかかるので気をつけましょう。
WiMAXの速度制限にかからない対策方法
SD画質で視聴する
U-NEXTのSD画質なら10Gのデータ量があれば3日間で45時間、1日あたり11時間以上動画を視聴することができます。
HD画質は利用せずにSD画質で観れば速度制限を防ぐことができます。
SD画質はDVDと同じ画質なので、HD画質に比べるとすこし画面が画質にこだわるのでなければ十分です。
U-NEXTは初期設定では画質は自動調整になっているので、常にSD画質で観る場合は手動で画質を切り替えましょう。
スマホの設定方法
- メニューの「設定・サポート」を選択する
- 「画質設定」を選択する
- 「低画質」を選択する
ブラウザの設定方法
- 右上の設定アイコン(歯車のマーク)をクリック
- 「低画質」を選択する
あらかじめ動画をダウンロードしておく
U-NEXTは端末に動画をあらかじめダウンロードしておくことができます。
カフェなどに設置してある無料のWiFiスポットを使ってコンテンツをダウンロードしておけば、WiMAXのデータ量を使わずに動画を視聴できます。
またWiMAXは3日間で10Gを超えても日中は速度制限にはかかりません。
日中のうちにあらかじめ動画をダウンロードしておけば、10Gを超えても夜に動画を視聴することができます。
この場合ダウンロードしたデータ量が多いと3日間10Gの速度制限にかかってしまいますが、WiMAXは速度制限後も1Mbpsの通信速度がでます。
速度制限後もYoutubeの標準動画を視聴できる程度の通信速度はあるため、インターネットやSNSなどを利用するには全く問題ありません。
関連記事:1Mbpsは遅い?実際どれくらい使えるのか徹底解説!
他社の速度制限に比べて、WiMAXの速度制限はゆるいので、速度制限にかかると割り切って日中に利用するのもありです。
完全無制限で利用できるポケットWiFiを使う
WiMAXは3日間10Gの速度制限があります。
SD画質で動画を視聴するなど対策はありますが、「高画質な動画を長時間観たい方」にはあまりおすすめできません。
速度制限なしで高画質動画を観たい方には、完全無制限のポケットWiFi「どんなときもWiFi」がおすすめです。
どんなときもWiFiの特徴
- 月額3,480円と料金が安い
- 短期間の速度制限もない完全無制限
- ドコモ、au、ソフトバンクのLTE回線に全て対応
- 海外でも利用できる
ポケットWiFiはどのサービスも速度制限がありますが、どんなときもWiFiは次世代技術の「クラウドSIM」を使っていて、速度制限にかかっても自動でSIMを入れ替えてくれます。
回線側で速度制限にかかっても、SIMカードを入れ替えることで実質、無制限で利用することができます。
どんなときもWiFiは完全無制限で利用できるポケットWiFiなので、速度制限にかからずに長時間動画を観たい方におすすめです。
WiMAXでU-NEXTは視聴できるがHD画質は厳しい
- U-NEXTに必要な通信速度は3Mbps程度
- WiMAXは実測値で通信速度が10~30Mbpsなので問題なし
- ただしWiMAXには3日間10Gの速度制限がある
- HD画質だと5時間で速度制限にかかる
- WiMAXでU-NEXTを観るならSD画質で
WiMAXは通信速度は全く問題ありませんが、3日間10Gの速度制限があります。
U-NEXTをHD画質で観るとすぐに速度制限にかかってしまうため、U-NEXTを使うなら手動でSD画質に設定しましょう。
WiMAXは速度制限後も1Mbpsの通信速度が出るので、速度制限後も普通に使うことができます。
速度制限にはかかりますが、速度制限のない日中にあらかじめコンテンツをダウンロードしておけば高画質の動画を観ることもできます。
面倒なことをせずにポケットWiFiで高画質動画を長時間観たい方は、完全無制限で速度制限のない「どんなときもWiFi」のほうがおすすめです。