「DTI WiMAX」ってどうなの?と気になっていませんか。
DTI WiMAXは会員限定のクーポンサイトが利用できるという独自の特徴があるWiMAXプロバイダです。
しかし料金的にはあまりおすすめとは言えません。
この記事ではDTI WiMAXのメリットやデメリットついて詳しく解説していきます。
DTI WiMAXと他社を比較しておすすめのプロバイダも紹介しているので、WiMAX選びに悩んでいる人やポケットWiFiを探している人はぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
DTI WiMAXとは?
DTI WiMAXは株式会社ドリーム・トレイン・インターネットがサービスを提供しているWiMAXを使ったポケットWiFiです。
DTI WiMAXの「DTI」は会社名の「ドリーム・トレイン・インターネット」の頭文字をとった略称です。
DTIはインターネット黎明期の1995年に設立し、20年以上インターネットサービスを提供しているプロバイダです。
低価格なプロバイダとして有名で、現在もWiMAXの他に光回線や格安SIMで低価格なサービスを提供しています。
BIGLOBEやSo-net、@niftyなど他のインターネットプロバイダも、WiMAXのプロバイダであることを考えるとDTIがWiMAXを提供するのは自然な流れですね。
DTI WiMAXの料金プラン
DTI WiMAXは月7Gまで利用できる「モバイルプラン」と無制限で利用できる「ギガ放題」の2つのプランがあります。
- モバイルプラン:月7Gまで利用できる通常のプラン
- ギガ放題プラン:月間データ量無制限で使うことができるプラン
各プランの料金は以下の表のようになっています。
DTI WiMAX 2+ モバイルプラン | DTI WiMAX 2+ ギガ放題プラン | |
データ量 | 月7G | 無制限 |
初期費用 | 5,500円 | 3,000円 |
初月~1ヶ月目 | 無料 | 無料 |
2ヶ月目 | 3,500円 | 2,590円 |
3ヶ月目以降 | 3,500円 | 3,760円 |
契約期間 | 3年 | 3年 |
どちらのプランも3年契約となり、最初の2ヶ月間は無料で利用できます。
モバイルプランは使用量が月7Gを超えると128Kbpsに速度制限にかかります。
3ヶ月目まではギガ放題プランの方が月額料金が安いので、最初は無制限で利用できるギガ放題プランを利用するのがおすすめです。
WiMAXは月ごとに後からプラン変更できるので、あまりデータ量を使わないと感じたらモバイルプランに変更すればいいでしょう。
DTI WiMAXのメリット
- 利用から2ヶ月間無料で利用できる
- DTI会員限定のクーポンサイトが利用できる
利用開始から2ヶ月間無料で利用できる
DTI WiMAXは利用開始月と翌月の2ヶ月間無料で利用できます。
初月無料のプロバイダは他にもありますが、2ヶ月間無料のプロバイダは珍しいです。
利用開始月は日割になるので月末よりは月初に利用開始したほうがお得になります。
月額料金と同様に保証オプションの「安心サポート(月額300円)」も2ヶ月間無料で利用できます。
ルーターの故障が心配な方は同時に加入してもいいでしょう。
無料期間だけ利用する場合は、途中で解約を忘れないように注意しましょう。
クーポンサイト「DTI Club Off」が利用できる
DTI WiMAXに契約すると、DTI会員限定のクーポンサイト「DTI Club Off」が利用できるようになります。
サイト内には、日本全国の宿泊施設や、遊園地などのレジャー施設、飲食店などで使える様々なクーポンがあり、これらのサービスを割引価格で利用できるようになります。
会員限定のクーポンサイトはクレジットカード会社が行っていることが多いですが、WiMAXでは珍しいです。
WiMAXの利用でクーポンサイトが利用できるのは、DTI WiMAXの大きな特徴といえます。
ただしクーポンサイトは、自分が利用したいサービスが割引になっていないとあまり意味がありません。
そのためお得なクーポンがあるかどうかこまめにチェックすることが必要になります。
クーポンサイトはうまく活用できれば便利ですが、マメさが必要になります。
DTI WiMAXのデメリット
- auスマートバリューmineが利用できない
- 7Gプランは事務手数料が高い
- 他社に比べると月額料金が高め
auスマートバリューmineが利用できない
DTI WiMAXでWiMAXを利用した場合、「auスマートバリューmine」を利用できません。
WiMAXはKDDIグループのUQコミュニケーションズが運営しているネット回線なので、auユーザーには割引特典があります。
それがWiMAXとスマホを一緒に利用すると割引になる「auスマートバリューmine」です。
auスマートバリューmineを利用した場合、auユーザーはスマホ料金が最大月1,000円割引になります。
月1,000円割引された場合、年間で12,000円、3年間で36,000円も金額が変わってきます。
そのためauユーザーでWiMAXの利用を考えている方には、DTI WiMAXはおすすめできません。
他の「auスマートバリューmine」が利用できるWiMAXプロバイダを利用したほうがいいでしょう。
7Gプランの事務手数料が高い
DTI WiMAXは月7Gの「モバイルプラン」の場合、初期費用として事務手数料5,500円がかかります。
他のWiMAXプロバイダの事務手数料はほとんどが3,000円なので、比較すると割高になります。
主なWiMAXプロバイダの事務手数料
- DTI WiMAX:5,500円
- UQ WiMAX:3,000円
- GMOとくとくBB:3,000円
- Broad WiMAX:3,000円
先に話したように、DTI WiMAXはキャンペーンで利用開始月と翌月の2ヶ月間無料で利用できます。
事務手数料が高いとせっかくのメリットが薄まってしまってしまいます。
DTI WiMAXは無制限で利用できるギガ放題プランは事務手数料が3,000円なので、他のプロバイダと同じです。
また3ヶ月目まではモバイルプランよりギガ放題の方が月額料金が安くなります。
WiMAXはあとからプラン変更が簡単にできるので、最初はギガ放題プランで申し込んで後からプラン変更したほうがお得です。
他に安いWiMAXプロバイダがある
DTI WiMAXは「2ヶ月間無料」や「月額割引」のキャンペーンを行って料金が安くなっていますが、他社のWiMAXプロバイダも同じように割引キャンペーンを実施しています。
WiMAXプロバイダは20以上あり、様々なキャンペーンを実施していますから、DTI WiMAXよりも月額料金が安いプロバイダが存在します。
WiMAXプロバイダの月額料金
- DTI WIMAX:月額3,760円
- GMOとくとくBB:月額3,480円
- UQ WiMAX:月額4,380円
DTI WiMAXと他社プロバイダの比較
WiMAXは、KDDIグループの「UQコミュニケーションズ」が回線を運営管理していますが、プロバイダと呼ばれる代理店がサービスを提供しています。
WiMAXのプロバイダは20以上あり、DTI WiMAXもそのうちの一つです。
DTI WiMAXがお得かどうか確かめるためには、他社のWiMAXプロバイダと比較するのが一番です。
「DTI WiMAX」の料金やサービスを、本家「UQ WiMAX」と、人気の高いプロバイダ「GMOとくとくBB」と比べてみます。
実質料金の比較
WiMAXプロバイダ3社の実際に支払う合計金額を比較してみます。
WiMAXはプロバイダによってキャッシュバックがあるため、月額料金だけではどこが一番安いのかわかりにくいためです。
- プランは無制限で使える「ギガ放題プラン」
- 契約年数は3年
- 端末は最新端末の「W06」を選択
の条件で3社の料金を比較してみました。
GMOとくとくBB | DTI WiMAX | UQ WiMAX | |
初期費用 | 3,000円 | 3,000円 | 3,000円 |
端末代 | 無料 | 無料 | 3,800円 |
利用開始月 | 日割り | 無料 | 日割り |
1ヶ月目 | 2,170円 | 無料 | 3,696円 |
2ヶ月目 | 2,170円 | 2,590円 | 3,696円 |
3~36ヶ月目 | 3,480円 | 3,760円 | 4,380円 |
キャッシュバック | 5,000円 | ‐ | 3,000円 |
実質費用 | 120,660円 | 133,430円 | 160,112円 |
実質月額料金 | 3,351円 | 3,706円 | 4,447円 |
契約期間 | 3年 | 3年 | 3年 |
料金を比較した結果、3年間の合計金額はGMOとくとくBBが一番安くなります。
DTI WiMAXは割引があるので本家のUQ WiMAXよりは安くなりますが、GMOとくとくBBに比べると合計金額が1万円以上高くなります。
GMOとくとくBBは割引率が高いので人気が高く、WiMAXでシェアNo1の実績があるプロバイダです。
DTI WiMAXも低価格がうりのプロバイダですが、GMOとくとくBBの方が安くてお得ですね。
UQ WiMAXはWiMAXの本家なので、一見料金が一番安くなりそうですが、実際はあまり安くはありません。
端末代が3,800円かかる上に、月額料金の割引もほとんどないので、別のWiMAXプロバイダを選んだほうがいいでしょう。
サービスの比較
次にプロバイダ3社のサービスやサポート内容を比較してみます。
GMOとくとくBB | DTI WiMAX | UQ WiMAX | |
サポート窓口 | 10:00~19:00 事務手続きは平日のみ |
10:00~19:00 年中無休 |
9:00~21:00 年中無休 |
フリーダイヤル | なし | なし | あり |
支払い方法 | クレジットカード | クレジットカード | クレジットカード 口座振替 |
auスマートバリューmine | あり | なし | あり |
電話窓口の受付時間はUQ WiMAXが一番長く、年中無休、21時まで受付しています。
他は有料ですが、UQ WiMAXはフリーダイヤルなので無料で電話をかけられます。
ただしWiMAXのルーターは比較的丈夫で壊れにくく作られています。
スマホのように頻繁に手にとることもないので、落として壊すなどのリスクも少ないです。
電源を入れたら充電するまではカバンやポケットに入れっぱなしという場合が多く、サポートや保証オプションを利用する機会はほぼありません。
わたし自身、WiMAXを長期間利用していますが、解約の時以外に、プロバイダのサポート窓口に電話をかけたことはありません。
UQ WiMAXは口座振替ができる
UQ WiMAXは、クレジットカードでの支払いの他に口座振替での支払いも可能です。
WiMAXの支払い方法はクレジットカードが主流で口座振替できるプロバイダはほとんどありません。
ただし口座振替で支払いをする場合、UQ WiMAXよりもBIGLOBE WiMAXのほうが料金が安くなります。
WiMAXの口座振替についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、よろしければ参考にしてください。
WiMAXを口座振替、クレカなしで利用!プロバイダ3社を徹底比較!
auユーザーは「auスマートバリューmine」を利用しよう
auのスマホを契約している方がWiMAXを利用する時は「auスマートバリューmine」が加入できるプロバイダを選びましょう。
auスマートバリューmineに加入すれば、スマホ料金が最大で月1,000円の割引されるので、通信費を大幅に減らすことができます。
デメリットで説明したように、多くのWiMAXプロバイダは、auスマートバリューmineが利用できますが、DTI WiMAXは利用できません。
auユーザーなら別のWiMAXプロバイダを選択したほうがお得になります。
一番オススメのWiMAXプロバイダはGMOとくとくBB
3社のサービスを比較したWiMAXプロバイダで一番おすすめは「GMOとくとくBB」です。
キャンペーンが充実しているので他のWiMAXプロバイダに比べて安い料金でWiMAXを利用することができます。
DTI WiMAXよりも金額が1万円以上安くなるので、安くWiMAXを使いたい方におすすめです。
シェアNo1で人気が高いので安心して利用できるのも嬉しいポイントですね。
GMOとくとくBBにはキャッシュバックと月額割引の2つのキャンペーンがありますが、現在は月額割引のキャンペーンがお得です。
GMOとくとくBBについては「GMOとくとくBB WiMAXは最安?プランやメリット、デメリットを解説!」でも詳しく解説をしているので良かったら参考にしてみてください。
DTI WIMAXのまとめ
DTI WiMAXは契約すると、会員限定のクーポンサイトが利用できるのが大きな特徴です。
クーポンを使う機会が多い方はクーポンサイトをうまく活用すれば、割引で元がとれます。
ただし、以下のようなデメリットもある点は注意しましょう。
- auスマートバリューmineに加入できない
- WiMAXプロバイダの中で料金が特に安いわけではない
WiMAXプロバイダの中では料金が一番安いわけではないので、クーポンサイトをあまり使わない方は、他の料金が安いプロバイダを利用したほうがいいでしょう。
WiMAXプロバイダは、シェアNo1で割引キャンペーンがお得なGMOとくとくBBが一番おすすめです。
無制限で利用できるポケットWiFiについては以下の記事でも紹介しているので、よろしければ参考にしてください。