出張や旅行で新幹線をよく利用される方は、新幹線でWiMAXが使えるか気になるのではないでしょうか。
移動中の時間にWiMAXがインターネットができたら便利ですよね。
この記事では、新幹線でのWiMAXの利用について詳しく解説しています。
新幹線の移動中にWiMAXが繋がらない理由や対処方法も詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。
この記事の目次
WiMAXはエリア内なら新幹線でも利用できる
結論を先にいうとWiMAXのエリア内なら新幹線の中でも利用できます。
WiMAXは時速350Kmの移動体でも利用できる通信技術です。
時速200Km以上で高速移動している新幹線でも問題なく使うことができます。
ただしWiMAXを利用するにはWiMAXの「エリア内」であることが条件です。
エリア外の場所ではWiFiは使えません。
WiMAXのサービスエリアはUQコミュニケーションズの公式サイトから確認することができます。
出張や旅行で新幹線でWiMAXを利用する方は、事前に確認しておくといいでしょう。
WiMAXが利用できる新幹線駅
WiMAXでは、各新幹線駅のホームやコンコースでも利用できるように整備されています。
WiMAXが利用できる新幹線駅は以下のようになっています。
路線 | 利用可能駅 | 利用可能な場所 |
東北新幹線 | 東京駅~新青森駅間23駅 | コンコース、ホーム |
上越新幹線 | 東京駅~新潟駅間の12駅 | コンコース、ホーム |
秋田新幹線 | 秋田駅 | コンコース、ホーム |
山形新幹線 | 山形駅 | コンコース、ホーム |
長野新幹線 | 東京駅~長野間の11駅 | コンコース、ホーム |
参考リンク:WiMAXが利用できる新幹線駅
東海道新幹線などは記載されていませんが、上記の駅以外もWiMAXのエリア内であれば、問題なくWiMAXが利用できます。
駅で事前に電子書籍などのコンテンツをあらかじめダウンロードしておけば、新幹線がWiMAXのエリア外にはいってしまっても楽しむことができます。
新幹線の移動中にWiMAXが繋がりにくい理由
WiMAXはサービスエリア内であれば利用できます。
しかし新幹線での移動中は、街中で利用するときとは違い、通信が不安定になり繋がりにくくなってしまいます。
新幹線で繋がりにくくなる理由は2つあります。
- 高速移動するのでエリア外にはいりやすい
- 新幹線はトンネルの割合が多い
それぞれ詳しく解説していきます。
高速移動するのでエリア外にはいりやすい
新幹線は時速200Km以上の高速で移動しているので、短時間でWiMAXのエリア外に入ることが多くなります。
WiMAXのエリア内とエリア外を行き来する事が多いので通信が不安定になり、途切れやすくなってしまいます。
通信が少し途切れる程度であれば、Webサイトを見たりするにはあまり影響はありません。
しかし一瞬でも通信が途切れると落ちてしまう、リアルタイムでやりとりをするPvP系のゲームアプリなどは利用できません。
新幹線はトンネルの割合が多い
新幹線は山間部を通ることが多く、路線のトンネルの割合が非常に多くなっています。
路線ごとのトンネルの割合は以下のようになっています。
路線 | 区間 | トンネルの割合 |
東北新幹線 | 盛岡~八戸 | 約73% |
北海道新幹線 | 新青森~新函館北斗 | 約65% |
東北新幹線 | 八戸~新青森 | 約62% |
北陸新幹線 | 高崎~金沢 | 約51% |
山陽新幹線 | 新大阪~博多 | 約51% |
九州新幹線 | 博多~鹿児島中央 | 約49% |
上越新幹線 | 大宮~新潟 | 約39% |
東北新幹線 | 東京~盛岡 | 約23% |
東海道新幹線 | 東京~新大阪 | 約13% |
ご覧になるとわかりますが、山間部を通ることが多い東北新幹線は、路線の70%以上がトンネルになっています。
他の路線も半分以上はトンネルの割合が50%以上あり、割合が非常に高いことがわかります。
WiMAXは電波の特性上、障害物に弱くトンネルの中ではWiFiが繋がりません。
WiMAXのエリア内だったとしても、トンネル内では電波が届かずWiFiを利用できなくなってしまいます。
トンネル内は、電波が届きやすいLTE回線でも繋がらなくなることがあるので、仕方ないでしょう。
新幹線でWiMAXが繋がらない時の3つの対処方法
新幹線の移動中でもWiMAXのエリア内であれば利用することができます。
しかし新幹線は高速で移動するので、WiMAXのエリア外に入ることも多く、通信が途切れがちになります。
利用する路線や位置によっては電波が届かずに全然使えないこともあります。
ここではWiMAXが繋がらないときの対処方法を紹介します。
- LTEモードを利用する
- UQ WiFiプレミアム」を利用する
- 新幹線の無線LANを利用する
LTEモードを利用する
WiMAXは、ハイスピードプラスエリアモード(LTEモード)に切り替えればau LTE回線を利用できます。
キャリアのLTE回線はプラチナバンドを使っているので、電波が繋がりやすいです。
スマホと同じエリアで利用できるので、WiMAXが繋がりにくい移動中の新幹線内でもWiFiが使えるようになります。
ただしLTEモードは、LTE使用量が月7G以上を超えると、128Kbpsの速度制限にかかります。
そのため使いすぎには注意しましょう。
モードの切替は、モバイルルーターの画面から変更できます。
関連記事:ハイスピードプラスエリアモードとは?特徴や3つの注意点を解説!
UQ WiMAXなら東海道新幹線で公衆無線LANが無料で利用できる
「UQ WiMAX」でWiMAXを契約してる方は、公衆無線LANの「UQ Wi-Fiプレミアム」が無料で利用できます。
UQ Wi-Fiプレミアムは、カフェや飲食店など全国のスポットで利用できるほか、東海道新幹線でも利用可能です。
UQ Wi-Fiプレミアムの4つの特徴
- エリア:カフェなどの飲食店、公共交通機関など全国のスポットでご利用できる
- ID認証:ルーターを忘れてしまっても、国内多数のエリアを備えたUQ Wi-Fiプレミアムで安心
- 速度制限なし:Wi-Fiスポットは速度制限ナシ。高速サービスが容量無制限で、好きなだけ使い放題
- 東海道新幹線等の車内Wi-Fiも使える:東海道新幹線N700A・N700系(東京~新大阪間)、成田エクスプレス、常磐線特急(ひたち/ときわ)の車内でも利用できる
UQ Wi-Fiプレミアムは無料で利用できますが、事前に「my UQ WiMAX」で申し込みが必要です。
UQ WiMAXを利用している方は、新幹線に乗る前に申し込みをしておきましょう。
UQ Wi-FiプレミアムはUQ WiMAXを契約していない方も、1日だけWiMAXを利用できる「UQ 1 Day」を申し込みすれば、使うことができます。
料金は「572円/24時間」です。
WiMAX端末を持っていなくても「UQ Wi-Fiプレミアム」は使うことができます。
出張で短期間だけWiMAXを利用したい方は利用してもいいでしょう。
新幹線の無線LANを利用する
JR西日本、東日本では、2020年の東京オリンピックに向けて無線LANの整備を進めています。
新幹線でも、無料で利用できる「公衆無線LAN」の整備が進んでいて、利用可能なエリアが拡大しています。
新幹線に用意されている公衆無線LANは、WiFiの契約がなくても誰でも無料で利用することができます。
WiMAXが新幹線で繋がらない時はまず、新幹線の公衆無線LANを利用するといいでしょう。
安定した通信がしたい方におすすめのポケットWiFi
WiMAXは高速な通信ができる便利なポケットWiFiですが、山間部や地下だとWiFiが繋がりにくくなり通信が不安定になることがあります。
安定した通信ができるポケットWiFiを探している方は「どんなときもWiFi」がおすすめです。
どんなときもWiFiは、「ドコモ」「au」「ソフトバンク」のLTE回線をすべて使えるので、通信の安定性が抜群です。
3つのキャリアの回線が使えるポケットWiFiは他にありません。
月額3,480円と価格も安く、一切の速度制限がない完全無制限で利用できるのも大きな特徴です。
どんなときもWiFiは、今ポケットWiFiを契約するなら一番おすすめのポケットWiFiです。
どんなときもWiFiは「どんなときもWiFiの評判は?7つのメリットと4つのデメリットを徹底紹介!」で詳しく紹介しているので良かったらご覧ください。
新幹線のWiMAX利用まとめ
WiMAXはエリア内であれば新幹線でも利用できますが、通信が不安定になったり途切れがちになります。
そのため新幹線でWiMAXを使うときは、リアルタイムで常に通信が必要な作業は向いていません。
新幹線の移動中にWiMAXが繋がらない時の対処方法は色々ありますが、まずは新幹線の公衆無線LANを利用してみるといいでしょう。
新幹線以外でも安定した通信のポケットWiFiを利用したい方はトリプルキャリアで安定性抜群のポケットWiFi「どんなときもWiFi」を利用するといいですよ。