どこよりもプリペイドは、1ヶ月から気軽に利用できるSIMサービスです。
プリペイド式で気軽に使えるのが大きな特徴です。
この記事ではどこよりもプリペイドの特徴や注意点を詳しく解説しています。
どこよりもプリペイドが気になっている方はぜひご覧ください。
この記事の目次
どこよりもプリペイドとは
どこよりもプリペイドは「株式会社Wiz(ワイズ)」が2020年6月に提供を開始したSIMサービスです。
使い切りのプリペイドSIMを購入してスマホやモバイルルーターに挿して利用します。
1ヶ月から利用でき、プリペイド(先払い)式で最初に代金を支払ってしまえば契約期間の縛りなしで使えるので短期の利用に向いています。
回線はソフトバンクを利用しています。
株式会社Wizは、どこよりもプリペイドの他に月額3,380円で無制限で使える「どこよりもWiFi」というクラウドWiFiも提供しています。
どこよりもWiFiについては、こちらの記事で詳しく紹介しているのでよろしければあわせてご覧ください。
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どこよりもプリペイドの料金プラン
どこよりもプリペイドは1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月のプランがあります。
料金 | 1日あたりの料金 | |
31日プラン | 3,600円 | 116円 |
61日プラン | 6,580円 | 108円 |
91日プラン | 8,920円 | 98円 |
利用期間が長くなるほど1日あたりの金額が安くなります。
91日プランなら一ヶ月あたり3,000円程度で利用できるので、3ヶ月以上使う予定なら91日プランがおすすめです。
どこよりもプリペイドの特徴・メリット
- 事務手数料が無料
- 契約期間がなく解約金がかからない
- 定期更新で長期利用も可能
- 利用開始日を選べる
事務手数料が無料
どこよりもプリペイドはプリペイド式なので事務手数料が無料です。
ポケットWiFiやSIMプランは事務手数料が3,000円程度かかるのが一般的です。
事務手数料 | |
どこよりもプリペイド | 0円 |
FUJI WiFi | 3,000円 |
縛りなしWiFi | 3,000円 |
どこよりもプリペイドは事務手数料が無料でプラン料金だけ払えば使えるので気軽に利用できます。
契約期間がなく解約金がかからない
どこよりもプリペイドはプリペイド式で契約期間の縛りがないので解約金がかかりません。
多くのポケットWiFiは2~3年の契約期間があり、途中で解約すると解約金がかかるので解約しにくい仕組みになっています。
その点、どこよりもプリペイドは利用する期間分のプリペイドSIMを購入すればいいので、気軽に利用できます。
定期更新で長期利用も可能
どこよりもプリペイドはプリペイド式なので基本的には使い切りですが、91日プランは定期更新することもできるので長期利用することも可能です。
91日プランは月額3,000円程度で利用でき、料金も高くないので長期利用するのも悪くありません。
利用開始日を選べる
どこよりもプリペイドはSIMを使い始めた日が利用開始日となり、その日から契約した日数分だけ使うことができます。
一般的なポケットWiFiは端末が発送された日から料金が発生しますが、どこよりもプリペイドは自分で利用タイミングを選ぶことができます。
SIMで通信をしなければ利用開始にならないので、SIMだけ先に申し込んで、後から端末を購入するといったことも可能です。
ただしあまりに長期間利用しないで放置しておくと通信できなくなるので注意しましょう。
どこよりもプリペイドの注意点・デメリット
- 利用するにはSIMフリー端末が必要
- 3日間で4.5G以上使うと速度制限にかかる
- モバイルルーターは購入する必要がある
- 10ヶ月以上SIMを使わないと利用できなくなる
利用するにはSIMフリー端末が必要
どこよりもプリペイドは、SIMだけの契約なので端末は自分で用意する必要があります。
スマホで使う場合は、SIMロックを解除した端末かSIMフリー端末がないと使えません。
もし手元にSIMフリー端末がない場合、まず端末を購入する必要があるので初期費用が高くなります。
SIMフリー端末を持っていないなら他社のポケットWiFiを利用した方が初期費用もかかりません。
3日間で4.5G以上利用すると速度制限にかかる
どこよりもプリペイドは直近3日間で4.5G以上を超えると短期の速度制限にかかります。
速度制限にかかると当日は256Kbpsまで通信速度が低下します。
256Kbpsだと文字は表示できますが、画像の表示にはかなり時間がかかるため、目にみえて表示速度が遅くなります。
どこよりもプリペイドの公式サイトには「3日で4.5Gの制限だから使いすぎて後で使えなくなる心配がない!」とメリットのように記載してありますが、これは明らかにデメリットです。
3日で4.5Gまでしか使えないということは、1ヶ月あたり45Gまでしか使えません。
1日1.5G以上使う予定があるなら、他のポケットWiFiを使ったほうがいいでしょう。
モバイルルーターは購入する必要がある
どこよりもプリペイドはSIMだけの契約でモバイルルーターの貸し出しはしていません。
SIMの取り扱いがあるサービスは端末がセットになったプランがあることが多いですが、どこよりもプリペイドにセットプランはありません。
そのかわりどこよりもプリペイドでは「JT101」という端末を8,000円で販売しています。
1万円以下でモバイルルーターが買えるので、SIMをポケットWiFiにいれて使いたい人は検討してみるといいでしょう。
ただし記事執筆時の段階で調べてみるとJT101はAmazonで6,400円で販売されています。
端末を購入するなら、どこよりもプリペイドで購入するよりAmazonで買ったほうがお得です。
10ヶ月以上SIMを使わないと利用できなくなる
どこよりもプリペイドのSIMは、発送から10ヶ月以上利用がないとデータ通信ができなくなります。
どこよりもプリペイドは、端末にSIMを挿した日が利用開始日になるので後から使うことができますが、10ヶ月使わないままで放置しておくと使えなくなります。
SIMが届いたらすぐに使う人が大半でしょうから10ヶ月の期限をあまり気にする必要はありませんが、長期間保存しておいてもあとから使うことはできない点は注意しましょう。
定期更新を解除するには1ヶ月以上前に手続きが必要
どこよりもプリペイドの91日プランは申し込み時に「定期更新」を選ぶことができます。
定期更新を選んだ場合、最終利用月の中旬ごろに新しいSIMが到着するので長期間利用できます。
この定期更新を解約するには、SIMが届いた翌月の25日までに更新解除の手続きをしなければいけません。
例えば、7月にSIMが届いた場合、8月25日が更新解除の期限となります。
この場合、新しいSIMが届く9月には更新解除できません。
定期更新を選んだ場合、解除は1ヶ月以上前にする必要があります。
契約解除が心配な人は、定期更新は選ばずに必要に応じてSIMを注文したほうがいいでしょう。
どこよりもプリペイドの端末
JT101
製品名 | JT101 |
最大通信速度 | 下り150Mbps / 上り50Mbps |
重量 | 90g |
サイズ | 92 x 58 x 13mm |
連続通信時間 | 8時間 |
バッテリー | 2,700mAh |
同時接続台数 | 最大10台 |
WLAN | IEEE 802.11 b/g/n |
「JT101」は小型で軽量なモバイルルーターです。
運営会社が同じ「どこよりもWiFi」の20Gプランや「NOMAD SIM(ノマドシム)」で使われている端末です。
ソフトバンク回線のポケットWiFiは富士ソフト社の「FS030W」が使われることが多く「JT101」はあまり見かけない端末ですね。
JT101はどこよりもプリペイドで8,000円で購入できますが、先にもご案内したようにAmazonで6,400円で販売されています。
端末をどこよりもプリペイドで買う必要もないので、JT101を購入するならAmazonで別に買った方がお得です。
どこよりもプリペイドと他社との比較
どこよりもプリペイドと他社のSIMサービスを比較してみましょう。
比較するのはどこよりもプリペイドと同じように契約期間の縛りがないSIMプランがあるFUJI WiFiです。
FUJI WiFiにはどこよりもプリペイドと近い「月50G」のSIMプランがあるので、2つのサービスを比較してみます
どこよりもプリペイド | FUJI WiFi | |
データ量 | 3日4.5Gで速度制限 | 月50G |
初期費用 | 0円 | 3,000円 |
月額料金 | 2,973円(91日プラン) | 通常:2,900円 デポコミ:2,400円 |
端末 | JT101 | FS030W |
最大通信速度 | 150Mbps | 150Mbps |
回線 | ソフトバンク | ソフトバンク |
契約期間 | なし | なし |
- どこよりもプリペイドは事務手数料が無料
- 使えるデータ量はFUJI WiFiの方が5G多い
- 1年以上利用するならFUJI WiFiのデポコミがお得
- 1年以内の短期利用ならどこよりもプリペイドがお得
どちらのプランも契約期間の縛りはありません。
使えるデータ量は、月50Gまで使えるFUJI WiFiの方が3日間で4.5Gまでのどこよりもプリペイドより多くなります。
月額料金はFUJI WiFiの方の方が少し安いですが、どこよりもプリペイドは事務手数料が0円です。
そのため短期間の利用ならどこよりもプリペイドの方が合計料金は安くなります。
ただしFUJI WiFiは最初に5,000円をデポジットとして預けることで月額料金が500円割引になる「デポコミ」というプランがあります。
最初に5,000円預ける必要がありますが、契約中は月額料金がずっと500円割引になり、預けた5,000円は1年後に返ってくるので、長期間利用するならお得なプランです。
デポコミを利用すれば月額料金が2,400円になるので、事務手数料を加えてもFUJI WiFiの方が料金は安くなりますね。
1年間の総額 | |
どこよりもプリペイド | 35,680円 |
FUJI WiFi(通常) | 37,800円 |
FUJI WiFi(デポコミ) | 31,800円 |
結論としては、1年以上利用するならFUJI WiFi、1年以内の短期の利用を考えているならどこよりもプリペイドがおすすめです。
どこよりもプリペイドまとめ
- 1ヶ月から利用できるプリペイド
- 契約期間や解約金が不要
- 3日間4.5Gの速度制限がある
- SIMだけの契約なので端末が必要
どこよりもプリペイドは、プリペイド式のSIMサービスです。
先払いすれば、契約期間の縛りがなく気軽に利用できるので、短期間だけ使いたい方におすすめのサービスです。
事務手数料がかからないのも嬉しい点ですね。
ただし3日間4.5Gを超えると256Kbpsの速度制限にかかるので普段から多くデータ量を使う人には向いていません。
1日1.5G以上利用する方は、データ量の多い他のポケットWiFiを使ったほうがいいでしょう。
無制限のポケットWiFiは「無制限ポケットWiFiを徹底比較!おすすめの格安WiFiはここ!【2020年最新版】でも詳しく紹介しています。
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