@nifty WiMAXが気になっていたり、申し込みを考えていませんか。
@niftyはインターネットプロバイダとしての認知度も高く、安心感がありますよね。
@nifty WiMAXは「3万円キャッシュバック」と「月額割引」の2つのキャンペーンを行っているため、お得な料金でWiMAXを使うことができます。
しかしデメリットもあり、下手をすると数万円損をする可能性もあります。
この記事ではネット回線の営業やネット機器の販売を行っていた経験を元に@nifty WiMAXの特徴と注意点を詳しく紹介します。
メリットとデメリットをご紹介しますので、@nifty WiMAXに申し込みをする前に一度目を通してみてください。
この記事の目次
@nifty WiMAXとは?
@nifty WiMAX(アット ニフティ ワイマックス)は、ニフティ株式会社が提供するモバイルネット回線です。
ニフティはBIGLOBEやSo-netなどと並んで、昔からインターネット回線のプロバイダを行っている会社なのでご存知の方も多いでしょう。
現在でもWiMAXの他に、光回線のプロバイダや格安SIMの「NifMo(ニフモ)」などの提供をしています。
元々は富士通の子会社でしたが、2017年4月からノジマの子会社となりました。
WiMAXはUQコミュニケーションズが管理するモバイルネット回線です。
小さなポケットWiFiを持ち運ぶことで、家の中と外で手軽にインターネットを楽しむことができます。
WiMAXには20以上のプロバイダがあり「@nifty WiMAX」はそのうちの一つとなります。
@nifty WiMAXの料金プラン
@nifty WiMAXには主に「3年契約」で、無制限で利用できる「WiMAX 2+ Flat 3年 ギガ放題」と月7Gまで利用できる「WiMAX 2+ Flat 3年」の2つのプランがあります。
- WiMAX 2+ Flat 3年 ギガ放題:月間データ容量が無制限で使えるプラン
- WiMAX 2+ Flat 3年:月間データ容量7Gまで使えるプラン
3年プランには「月額割引」と「キャッシュバック」の料金割引特典があり、ユーザーがどちらか好きな方を選ぶことができます。
@nifty WiMAXには2年プランも一応ありますが、割引特典がまったくないので、3年プランに比べるとかなり割高になります。
@nifty WiMAXを利用するなら3年プランで申し込んだほうがお得です。
WiMAX 2+ Flat 3年 ギガ放題(無制限プラン)
「WiMAX 2+ Flat 3年 ギガ放題」は月のデータ量が無制限で利用できるプランです。
WiMAXをデータ量を気にせずに快適に使いたいなら、こちらのプランがおすすめです。
「月額割引」と「キャッシュバック」の料金は下の通りとなります。
月額割引特典 | キャッシュバック特典 | |
初期手数料 | 3,000円 | 3,000円 |
初月 | 0円 | 0円 |
1~2ヶ月目 | 2,970円 | 3,670円 |
3ヶ月目以降 | 3,650円 | 4,350円 |
キャッシュバック | 0円 | 30,000円 |
合計金額 | 133,040円 | 128,240円 |
実質月額料金 | 3,695円 | 3,562円 |
キャッシュバック特典は30,000円、月額割引特典は3年間700円割引になります。
月額割引の場合は「700×36ヶ月(3年)」で合計25,200円分の割引が受けられます。
月々の支払いは月額割引のほうが安いですが、合計金額で考えるとキャッシュバックのほうが4,200円安くなります。
安い料金で利用したい場合はキャッシュバック特典、キャッシュバックの手続きが面倒な人は月額割引特典を利用するといいでしょう。
WiMAX 2+ Flat 3年(月7Gプラン)
「WiMAX 2+ Flat 3年」は、月7Gまで利用できるプランです。
月7Gを超えると翌月まで128Kbpsの速度制限にかかるため、ライトユーザー向けのプランです。
- 外ではWeb検索やSNSを中心に利用する
- 動画などデータの大きい通信をあまり使わない
という方におすすめです。
「WiMAX 2+ Flat 3年」の特典ごとの料金プランは下のとおりです。
月額割引特典 | キャッシュバック特典 | |
初期手数料 | 3,000円 | 3,000円 |
初月 | 0円 | 0円 |
月額料金 | 2,970円 | 3,670円 |
キャッシュバック | 0円 | 30,000円 |
合計金額 | 109,920円 | 105,120円 |
実質月額料金 | 3,053円 | 2,920円 |
端末を受け取った月が無料で、後は同じ金額なので料金プランが非常にシンプルでわかりやすいですね。
こちらも料金はギガ放題プランと同じで、キャッシュバックのほうが4,200円安くなります。
7Gプランを安く利用したい方は「キャッシュバック特典」を利用しましょう。
@nifty WiMAXのメリット
- @nifty利用者は250円割引
- 初月無料で利用できる
- 余分なオプション加入が必要ない
@nifty利用者は250円割引
@nifty WiMAXの月額料金には、インターネットを利用するための@nifty基本料金250円が含まれています。
すでにADSLや光回線などで@niftyのサービスを利用している場合、基本料金250円が不要になるので、実質毎月250円安く利用できます。
すでに@niftyのサービスを利用している人のための割引特典のようなものですね。
@nifty利用者はキャンペーン特典に加えて3年間で9,000円の割引が受けられるので、さらにWiMAXをお得に利用することができます。
初月無料で利用できる
@nifty WiMAXは端末を受け取る月(0ヶ月目)の月額料金が無料で利用できます。
契約月は日割りでの計算となるWiMAXプロバイダが多い中、@nifty WiMAXは初月無料になるのでお得ですね。
@nifty WiMAXは初月が無料になるので、月末から使い始めるより月初めからサービスを開始したほうがお得です。
余分なオプション加入が必要ない
WiMAXプロバイダの中には、キャンペーン特典を受け取るために有料オプションに加入する必要があります。
@nifty WiMAXは余分なオプションに加入しなくてもキャンペーン特典を受けられるので、後からオプションを外したり、オプションを外し忘れて月額料金が高くなる心配がありません。
@nifty WiMAXには、3つの有料オプションがあります。
@nifty WiMAXの有料オプション
- @niftyあんしんWiFi VPN(月額130円):公衆無線LANスポット(Wi-Fiスポット)のセキュリティを高めるスマホアプリ
- 常時安全セキュリティ24(月額500円):パソコンとスマホのためのセキュリティソフト
- @nifty 優待サービス(月額500円):レジャーやグルメなどの優待サービスが利用できる
@nifty WiMAXと一緒に申し込むと「常時安全セキュリティ24」は3ヶ月無料、「@nifty 優待サービス」は2ヶ月無料になります。
また「@niftyあんしんWiFi VPN」は@nifty WiMAXと一緒に使うと、月額280円が130円に割引されます。
気になるオプションがあればお試しで使ってみてもいいかもしれません。
@nifty WiMAXのデメリット
- 途中でプラン変更するとキャッシュバックが対象外となる
- キャッシュバックの少し受け取りが面倒
- 他に安いプロバイダがある
途中でプラン変更するとキャッシュバック受け取れなくなる
@nifty WiMAXでは、「キャッシュバック」と「月額割引」の2つの特典があることは先に解説しました。
キャッシュバックの方が割引が多いのでお得なのですが、こちらの特典には注意点があります。
それは端末発送月を含む9ヶ月以内に料金プランを変更すると、キャッシュバックの対象外となることです。
WiMAXのサービスは、プラン変更がいつでもでき、最初の数ヶ月は料金が同じプロバイダが多いです。
@nifty WiMAXも「WiMAX 2+ Flat 3年」と「WiMAX 2+ Flat 3年 ギガ放題」は2ヶ月目まではどちらも同じ月額料金です。
料金が最初は同じなので、どちらのプランにしようか悩んだ時に「最初はギガ放題プランで使ってみて、後から月7Gに変更する」ことが可能です。
しかし@nifty WiMAXではプラン変更するとキャッシュバックが受け取れなくなります。
そのため「最初はギガ放題で試してみて、月7Gも使わなかったから料金プランを変更しよう」ということができません。
キャッシュバックを受け取れないと料金がかなり割高になってしまうので、途中で料金プラン変更を考えている人は注意しましょう。
月額割引の場合はプラン変更をしても料金が変わらないので、月額割引を選ぶという手もあります。
キャッシュバックよりも割引金額は少なくなりますが、キャッシュバックを受け取れないよりは安く利用できます。
キャッシュバックの受け取りが少し面倒
@nifty WiMAXでキャッシュバックを受け取る時は、キャッシュバック受け取り月に届いたメールから振込口座の登録などの手続きをする必要があります。
少し面倒なのが、キャッシュバックのメールは@nifty入会時に発行された「@niftyのメールアドレス」に届くことです。
普段使わないメールアドレスにキャッシュバックの手続きが届くので受け取り忘れに注意が必要です。
インターネット回線のプロバイダに申し込んだ時は、プロバイダ専用のメールアドレスが作られます。
@nifty WiMAXに申し込みをしたときも同じで、会員のためのメールアドレスが発行されます。
ただしプロバイダのメールアドレスは有料で、プロバイダを解約すると使えなくなってしまいます。
「@niftyメール」も、WiMAX解約したあとに継続して使うには、基本料金250円を毎月支払う必要があります。
現在はグーグルの「Gmail」や、ヤフーの「Yahoo!メール」など無料で使えるフリーアドレスが数多くあるので、プロバイダのメールアドレスを使っている人はほとんどいないはずです。
わたしもプロバイダのメールアドレスはほとんど使ったことがありません。
普段使っているメールアドレスに届かないので、キャッシュバックの受け取り忘れが起きやすくなります。
@nifty WiMAXのキャッシュバックは、端末発送月を含む11ヶ月後にメールが届き、その翌月12ヶ月目にキャッシュバックが行われます。
事前に手帳やスマホのカレンダーなどに予定をを入れておき、メールの受け取り忘れを防ぐようにしておくといいでしょう。
口座情報などに不備があり振込できないと翌月に再度振込をしますが、2回振込ができない場合、キャッシュバックが無効になるので気をつけましょう。
料金が安いWiMAXプロバイダが他にある
@nifty WiMAXはキャッシュバックや月額割引の特典があるため、安くWiMAXを利用することができます。
しかしWiMAXプロバイダは20以上と数が多く各社が様々なキャンペーンを利用しているので、@nifty WiMAXより安く利用できるプロバイダがあります。
@nifty WiMAXと、シェアNo1のWiMAXプロバイダ「GMOとくとくBB」のキャッシュバック特典を受けた時の金額を比べてみます。
@nifty WiMAX | GMOとくとくBB | |
月間データ使用量 | 無制限 | 無制限 |
事務手数料 | 3,000円 | 3,000円 |
初月 | 0円 | 3,696円の日割り |
1~2ヶ月目 | 3,670円 | 3,609円 |
3ヶ月目以降 | 4,350円 | 4,263円 |
キャッシュバック | 30,000円 | 32,050円 |
実質費用(3年間) | 128,240円 | 123,110円 |
実質月額料金 | 3,562円 | 3,419円 |
両社の料金を比較してみると、GMOとくとくBBの方が5000円以上安くなります。
WiMAXはどのプロバイダもKDDIグループの「UQコミュニケーションズ」の回線を利用しています。
オプションなどの細かな違いはありますが、回線はどこも同じなので通信速度やエリア、端末などのサービス内容に違いはありません。
そのためキャンペーンが充実していて、より安い料金で利用できるプロバイダを選ぶほうがおすすめです。
「GMOとくとくBB」は、料金が最安値で、WiMAXのシェアNo1と信頼性も高いプロバイダです。
WiMAXを安く利用したいのであれば@nifty WiMAXよりも「GMOとくとくBB 」のほうがおすすめです。
WiMAXの申込みの流れ
WiMAXはどのプロバイダを選んだ場合も、以下の項目を確認する必要があります。
- エリアの確認
- プランの選択
- 端末の選択
WiMAXエリアの確認
WiMAXを申し込む前に必ずWiMAXのサービスエリアを確認しましょう。
サービスエリア外だと、WiMAXを使うことができません。
サービスエリアはWiMAX本家の「UQ WiMAX」の公式サイトから確認できます。
エリアマップでは、住所を直接入力して調べることができます。
エリア内であっても、場所によって電波状況が違うこともあるので、自宅の住所などを直接入力して確認することをおすすめします。
関連記事:WiMAXのエリア範囲と確認方法を解説!
プランの選択
月7Gの通常プランか、無制限で使える「ギガ放題プラン」を選びます。
おすすめは無制限で使える「ギガ放題プラン」です。
通常プランはデータ量7Gを超えると月末まで128Kbpsの速度制限にかかり、使い物にならなくなります。
WiMAXを利用する90%以上の人が「無制限プラン」を選択しているというデータもあります。
ポケットWiFiを使う大きな理由の1つに「スマホのデータ容量が足りない、満足できない」というものがあります。
月7Gだとスマホと使い勝手はあまり変わりません。
データ量を気にすることなく快適にインターネットを使いたい方は「ギガ放題プラン」を選びましょう。
端末の選択
WiMAXでおすすめの端末は最新端末の「W06」です。
通信速度はWiFi接続時に867Mbps、USB接続時は1.2Gbpsと非常に高速です。
バッテリー時間も9時間と長く使いやすいモバイルWiFiルーターです。
WiMAXには、家の中で固定回線の代わりとして使うホームルーターもあります。
ソフトバンクエアーから乗り換えを考えている人や、家の外でポケットWiFiを使わない人は、ホームルーターの最新端末「L02」を選ぶのがおすすめです。
@nifty WiMAXよりおすすめのプロバイダ
最安値で使うなら「GMOとくとくBB」がおすすめ
「GMOとくとくBB」は、高いキャッシュバックがもらえることで有名なWiMAXプロバイダです。
20以上あるWiMAXプロバイダの中でもキャンペーンの割引が大きいので、実質月額最安値でWiMAXを使うことができます。
キャンペーンが充実しているため、利用者を伸ばし、現在はWiMAXプロバイダの中でシェアNo1となっています。
WiMAXは回線元がどのプロバイダも同じなので、サービス内容に違いはありません。
そのためキャンペーンが充実していて、安いWiMAXプロバイダを選んだほうがお得になります。
安い料金でお得にWiMAXを使いたい人は「GMOとくとくBB 」を選ぶのがおすすめです。
違約金がかかるなら「Broad WiMAX」がおすすめ
- WiMAXに切り替えしたいけど、違約金がかかる
- 更新月で解約を忘れてしまった
こんな人はBroad WiMAXがおすすめです。
Broad WiMAXは、ポケットWiFiの乗り換えで違約金を最大19,000円まで負担してくれるキャンペーンを実施しています。
Broad WiMAXの違約金負担対象のモバイルネット回線
- 他社WiMAX
- ワイモバイル
- ソフトバンクエアー
違約金を負担したくない方はBroad WiMAXのキャンペーンを利用して乗り換えすれば違約金を支払わずにすむため、他のプロバイダより安く乗り換えができます。
Broad WiMAXはWiMAXのシェアNo2のプロバイダで信頼性も高く、料金も安めです。
違約金が発生するタイミングで乗り換えを考えいてる人は「Broad WiMAX」がおすすめです。
口座振替で支払いたいなら「BIGLOBE WiMAX」がおすすめ
もしクレジットカードを持っていなかったり、クレジットカードを使いたくない場合は「BIGLOBE WiMAX」がおすすめです。
ほとんどのWiMAXプロバイダは、口座振替ができずクレジットカードの支払いしかできません。
@nifty WiMAXも以前は口座振替での支払いができましたが、現在ではクレジットカードでの支払いのみとなっています。
BIGLOBE WiMAXは、クレジットカードと口座振替から支払い方法を選ぶことができます。
口座振替が出来るWiMAXプロバイダは非常に数が少なく、現在は3社しかありません。
BIGLOBE WiMAXはその中でも一番安い料金で、口座振替での支払いができるプロバイダになります。
BIGLOBE WiMAXについては「BIGLOBE WiMAXのメリットと知っておきたい2つの注意点」でも詳しく解説しています。
@nifty WiMAXまとめ
「@nifty WiMAX」は老舗のインターネットプロバイダが提供するモバイルネット回線です。
すでに自宅の固定回線などで@niftyを利用している人は、毎月250円の割引が受けられるのでお得です。
それ以外の方は@nifty WiMAXよりも料金の安いプロバイダがあるので、他社プロバイダを選んだほうがお得です。
WiMAXのプロバイダは、実質料金が安くシェアNo1で安心感がある「GMOとくとくBB 」が一番おすすめです。
@nifty WiMAXの申し込みを考えていた人は、別のWiMAXのプロバイダも選択肢にいれてみてください。