WiMAXを使うならまず最初にエリアを確認することが大事です。
WiMAXは無制限で使えるポケットWiFiですがどこでも使えるわけではありません。
当たり前の話かもしれませんが、エリア外だと電波が届かないので全く使うことができません。
今回はWiMAXのエリア範囲の確認方法や、エリア判定後の流れをわかりやすく紹介します。
WiMAXで快適にインターネットを使うなら必ず事前にサービスエリアを確認して準備しておきましょう。
この記事の目次
WiMAXのエリアを確認する方法
WiMAXのエリアは「UQ WiMAX」の公式サイトから簡単に確認することができます。
WiMAXはKDDIグループの「UQコミュニケーションズ」が管理・運営しているので「UQ WiMAX」の公式サイトでエリアを確認できます。
WiMAXには20以上のプロバイダがあり、料金や細かいサービス内容に違いがありますが、回線元が同じなので利用できるエリアはどこで契約しても変わりません。
格安スマホがドコモ、au、ソフトバンクの回線を使ってサービスを提供しているのと同じです。
プロバイダのサイトからWiMAXのエリアを確認できることもありますが、エリアを掲載していないプロバイダもあります。
プロバイダのサイトからエリアを確認できない場合は、本家「UQ WiMAX」の公式サイトから確認しましょう。
WiMAXサービスエリア2つの確認方法
WiMAXのサービスエリアには2つの確認方法があります。
- サービスエリアマップ:地図上でWiMAXのエリアを確認できる
- ピンポイントエリア判定:住所を直接入力してエリアの詳細な情報を確認できる
サービスエリアマップ
サービスエリアマップでは、地図上からWiMAXのエリアを調べることができます。
WiMAXのエリア内は色付きで表示されます。
サービスエリアマップは、自分の住んでいるエリアがWiMAXの範囲内かどうか視覚的に調べることができるのでわかりやすいです。
ただしサービスエリアマップはWiMAXのエリア内かどうか確認するだけで細かい電波の強弱などはわかりません。
ピンポイントエリア判定
WiMAXは一部の地域で使えないこともあるため、サービスエリアマップの地図上で自分の住んでいる地域がエリア内でも「ピンポイントエリア判定」を使って調べることをおすすめします。
ピンポイントエリア判定を使えば、住所を入力してその地域がWiMAXのエリア内かどうか「○」「✕」「△」で判定してくれます。
ピンポイントエリア判定はサービスエリアマップよりも詳細なエリア情報がわかるので、WiMAXのエリアを確認する時はこちらを利用しましょう。
ただしLTEのエリアを調べることはできません。
WiMAXの3つのエリア
UQ WiMAXのサイトでは、WiMAXで使用できる2つの回線エリアを確認することができます。
WiMAXの3つのエリア
- WiMAX2+:WiMAX回線
- LTE:auのモバイル回線
WiMAXのエリアを調べる時は「WiMAX2+」のエリアマップを確認しましょう。
WiMAX回線は、以前は「WiMAX」と「WiMAX2+」の2つの回線があり少しややこしかったのですが、WiMAXが廃止になり、WiMAX2+のみとなりました。
WiMAXのエリアを確認する手順
WiMAXのエリアを「ピンポイントエリア判定」で確認する手順を解説します。
まず「UQ WiMAX」の公式サイトにアクセスします。
画面が表示されると最初はサービスエリアマップが表示されています。
隣りにある「ピンポイントエリア判定」のボタンをクリックします。
回線は「WiMAX2+」を選択しましょう。
最後に住所を直接入力するか住所リストから住所を調べれば、結果を確認できます。
自宅など番地まで住所がわかるのであれば、直接住所を入力したほうが早いですね。
エリア判定の結果は「○」「○~△」「△」「✕」で表示されます。
「○」であれば問題ありませんが、「○~△」「△」の場合は、電波が少し弱い場合があります。
WiMAXのエリア判定について
「○」の場合
ピンポイントエリア判定の結果が「○」の場合は、基本的に問題なく利用できます。
安くてお得なプロバイダを選んで契約しましょう。
WiMAXは契約期間が決まっているので解約すると違約金がかかりますが、プロバイダによってはキャンセルが可能です。
WiMAXプロバイダの「GMOとくとくBB」であれば「○」判定の場合、申込み後20日間はキャンセルできます。
「GMOとくとくBB」は高額キャッシュバックがあるのでWiMAXの中で実質料金が最安で利用でき、最もおすすめのプロバイダです。
「△」の場合
「○~△」「△」など判定結果に「△」がある場合、電波が弱いためアンテナが2本しか立たず少し繋がりにくいことがあります。
「○~△」の場合は問題ないことが多いですが、近くに「△」のエリアがあることも多く、近所で使うと繋がりにくくなる可能性があります。
判定結果に「△」がある場合、WiMAXが無料レンタルできる「Try WiMAXを」を利用することをおすすめします。
「✕」の場合
エリア判定結果が「✕」だった場合、WiMAXのエリア外なので利用することができません。
WiMAXでも、auの4G/LTE回線が使えますが月7Gまでしか使うことができないのでおすすめできません。
エリア外の場合、残念ですがWiMAX以外のポケットWiFiや固定回線の利用を検討しましょう。
事前に試したいなら「Try WiMAX」を利用しよう
エリア判定の結果がわかっても、電波や通信速度に不安がある人は「Try WiMAX」を利用しましょう。
「Try WiMAX」はUQ WiMAXが行っているサービスで申込みから15日間無料でWiMAX端末をレンタルできます。
実際の環境でWiMAXを使うことができるので気になる点を自分で調べることができます。
- 室内でも電波が届くのか?
- 近くに電波が届きにくい場所はあるか?
- 通信速度はどれくらいか?
- オンラインゲームを快適にプレイできるか?
エリア判定結果が「○」なら必要ないかもしれませんが、「△」の場合は、一度Try WiMAXを利用することをおすすめします。
Try WiMAXの細かい注意点を別の記事で紹介しているので、よかったら参考にして下さい。
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ポイント
「Try WiMAX」にはUQ WiMAXのチラシがついていますが、そこからWiMAXを申し込むと特典が少ないため結果的に損をしてしまいます。
お得にWiMAXを契約したい人は、キャンペーンがお得なプロバイダを利用しましょう。
au 4G/LTE回線のエリアは広いが無制限ではない
WiMAXがエリア外の場合でも、ハイスピードプラスエリアモードにすることによってauのモバイル回線を使うことができます。
キャリアの回線なので範囲が広く、auのスマホと同じエリアで利用できるので、WiMAXが届かない場所でもインターネットを使うことができます。
しかしハイスピードプラスエリアモードは月7Gまでしか使うことができないという注意点があります。
月7Gを超えると無制限で使える「ギガ放題プラン」であっても、速度制限にかかってしまうため使いすぎに気をつけないといけません。
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au回線は旅行でWiMAXが届かないエリアに行く時に一時的に利用するなら便利ですが、使いすぎるとすぐに速度制限にかかるので普段使いには向いていません。
au回線が入るからといってWiMAXを契約してしまうと、月7Gまでしか使えないので注意しましょう。
WiMAXが繋がらないエリアについて
WiMAXのエリアは、主要都市では人口カバー率99%以上となり日本全国で利用することができます。
人が多く住んでいる地域では繋がりやすいですが、人家の少ない田舎や人の住んでいない山間部では繋がりにくい印象を受けます。
沖縄や北海道、人口が少ない地方ではカバーできていないエリアも多いです。
実際、車で田舎の山の中に入った時にWiMAXの電波をみてみると、アンテナが立っていないことが結構あります。
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これは基地局からの電波が周りの高い山などの障害物に遮られてしまうためです。
また都会であっても、地下鉄や室内の奥の部屋では電波が届きにくくなります。
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WiMAXのエリアがLTEより狭い理由
WiMAXがモバイル回線よりエリアが狭い理由は、電波の周波数帯が関係しています。
電波は周波数帯が高くなると強くなりますが、その分減衰しやすくなり届く距離が短くなります。
さらに周波数帯が高いほど「電波が直線的になるため回り込みに弱く、障害物に弱くなる」という特徴があります。
WiMAXはLTEに比べると周波数帯が高いため、電波は強いですが届くエリアが短くなってしまいます。
- LTE:700~900Mbps
- WiMAX:2.5GHz
そのため、基地局との間にビルや山などの高い障害物がある場所や地下などは電波が届きにくくなります。
しかし悪いことばかりではありません。
その分WiMAXの電波は強いので、高速な通信が可能です。
WiMAXにエリア改善の希望を出すことも可能
WiMAXは電波の関係上、LTEに比べると電波の届く範囲が短くなります。
そのためWiMAXは色々な電波改善のための対策をしています。
都心部でも地下など一部で繋がりにくい部分がありますが、室内や地下などの電波が届きにくい場所には中継機や子機を置いて電波が届くようにしています。
地方で現在エリア外になっている場所でも、基地局を増やすなどして徐々に電波が届くようにしています。
WiMAXの最新エリアの拡大情報はUQ WiMAXの「WiMAXのエリア拡充情報」で調べることができるので気になる人はチェックしてみるといいでしょう。
またWiMAXではエリアや電波状況について要望を受付する「エリア改善要望受付フォーム」を設置しています。
受付した意見や要望はデータ集計していて、問い合わせが多い地域はエリア拡充の対象になりやすくなるようです。
WiMAXのエリア判定がエリア外だった場合は、要望を出すことで電波やエリア状況が改善する可能性があります。
WiMAXを使いたい人は要望を出しておくといいでしょう。
WiMAXのエリア確認後にお得に申し込む方法
エリアを確認したらWiMAXの申込みをしましょう。
WiMAXを申し込む時は「プロバイダ」と「プラン」、「利用する端末」選びが大切になります。
それぞれのおすすめを順番に紹介していきます。
WiMAXのお得なプロバイダ
先にも述べましたがWiMAXは本家「UQ WiMAX」で申し込むよりも、プロバイダを使って申し込んだほうがお得です。
エリアを確認したら、キャンペーンがお得なプロバイダを選んで申し込みをしましょう。
WiMAXプロバイダは家電量販店やケーブルテレビなど20以上ありますが、一番おすすめは「GMOとくとくBB 」です。
GMOとくとくBBはシェアNo1のWiMAXプロバイダです。
キャンペーンがお得なので、他社プロバイダよりも格安でWiMAXを利用できます。
エリア判定が「○」の場合、20日以内ならキャンセルも可能なので安心して申し込むことができるのも良い点です。
安い料金でお得にWiMAXを使いたい人は「GMOとくとくBB 」で申し込みましょう。
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おすすめのプラン
WiMAXのプランには2種類あります。
- 通常プラン:月7Gまでのプラン
- ギガ放題プラン:月間無制限のプラン
おすすめは無制限で使える「ギガ放題プラン」です。
通常プランは月7Gまでしか使えないので、動画をよく見る人はすぐに速度制限にかかり128Kbpsに速度が低下します。
128Kbpsになると文字以外の動画や画像の表示はかなり厳しくなるので、使用量を気にせずに使える無制限プランのほうがおすすめです。
料金も月数百円しか違いません。
WiMAXは月ごとにプラン変更することもできるので、あまりネットを使わない月は通常プランに切り替えることもできます。
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W06は、最大通信速度1,237Mbpsの高速なモバイルルーターです。
WiMAXのモバイルルーターは製造元の違う「Wシリーズ」と「WXシリーズ」があり、それぞれ特徴があります。
- W06:通信速度が早い
- WX06:バッテリーの持ちが長い
長時間使いたいなら最新機種の「WX06」もおすすめです。
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クラウドSIMを使ったポケットWiFiで、SIMデータを簡単に入れ替えできるので、複数のキャリア回線を使うことができます。
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エリア判定後の結果をみて次にどうするか決めましょう。
WiMAXは価格が安く通信速度も速い優れたポケットWiFiですが、エリア外だとどうしようもありません。
WiMAXを申し込むなら、事前にしっかりとエリア確認をしておいてくださいね。
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