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MANOMA(マノマ)の特徴と注意点を解説!

MANOMA(マノマ)の特徴と注意点を解説!

MANOMA(マノマ)は大手企業ソニーが提供しているスマートホームサービスです。

大手企業の提供するサービスということもあり、気になっている人も多いのではないでしょうか。

 

MANOMAはスマートホームを気軽に利用できるサービスですが、いくつか注意点もあります。

この記事ではMANOMAの特徴や注意点を詳しく解説していきます。

 

MANOMAの契約を考えている人は、契約前にぜひ一度目を通してみてください。

MANOMA(マノマ)とは

MANOMA(マノマ)は「ソニーネットワークコミュニケーションズ」が2018年10月よりサービスを開始したスマートホームサービスです。

「Google Home(グーグルホーム)」や「Amazon Echo(アマゾンエコー)」のようにスマートスピーカーとして利用でき、家族の見守り機能や、防犯のためにセキュリティ機器に接続できるなど多くの機能を備えているのが特徴です。

 

MANOMAの端末にはWiFi機能があり、オプションを追加すればインターネットも使えるので、自宅の固定回線のかわりとしても使うことができます。

オプションのインターネット回線は、ドコモのモバイル回線を利用しています。

MANOMA公式サイト

MANOMA(マノマ)の料金プラン

マノマの料金プランは「シンプルプラン」と「トータルプラン」の2種類あります。

シンプルプラン トータルプラン
データ量 無制限 無制限
初月(初期費用) 3,500円 3,500円
2~37ヶ月目 2,480円 4,280円
38ヶ月目~ 3,580円 3,580円
提供機器 2種類 7種類
端末代金 36回分割 36回分割払い
契約期間 3年 3年

利用開始月は月額料金ではなく初期費用3,500円を支払うため、どちらのプランも同じ料金になります。

 

2つのプランの違いは利用できる機器の数です。

トータルプランは2種類、トータルプランは7種類の機器が利用できます。

 

試しにスマートホームサービスを使ってみたいなら「シンプルプラン」、本格的にスマートホームシステムを導入したいなら「トータルプラン」を選ぶといいでしょう。

MANOMAには3年間の契約期間がありますが、解約金などは特にありません。

ただし端末代金が36回の分割払いになっているので、3年以内に解約すると残った端末代金を一括で支払う必要があります。

MANOMA(マノマ)のインターネットオプション

MANOMAはオプションを追加することで「nuroモバイルHome Wi-Fi(M)」のインターネット回線が使えるようになります。

「nuroモバイル」はソニー系列の格安SIMです。

料金
初期費用 3,400円
月額料金 2,000円(初月無料)

スマートホームサービスと一緒に利用することが前提ですが、月額料金2,000円でネット回線が利用できるようになるので料金的にはかなり安いです。

インターネットオプションを申し込むとSIMカードが届くので、AIホームゲートウェイにSIMカードを挿してインターネットを利用します。

 

スマートホームサービスを利用するにはインターネットやWiFi接続が必要なので、オプションで利用できるようになるのはありがたいですね。

もちろん既に自宅にネット回線があるならインターネットオプションを追加しなくても利用できます。

MANOMA(マノマ)の機器一覧

MANOMAはプランごとに利用できる機器が変わります。

シンプルプラン トータルプラン
AIホームゲートウェイ
室内コミュニケーションカメラ
スマート家電リモコン ×
Qrio Lock ×
開閉センサー(3組) ×
Qrio Hub ×
Qrio Smart Tag(2組) ×

シンプルプランは「AIホームゲートウェイ」と「室内コミュニケーションカメラ」の2種類が利用できます。

  • AIホームゲートウェイ:スマートスピーカー、WiFiルーターとして利用できる機器
  • 室内コミュニケーションカメラ:室内の監視や通話ができる機器

トータルプランは、シンプルプランに加えて5種類の機器が利用できます。

  • スマート家電リモコン:外出先からアプリで家電を操作できる機器
  • Qrio Lock:スマートフォンで鍵の施錠や解錠ができる機器
  • Qrio Hub:Qrio Lockと一緒に使って遠隔操作で鍵の施錠や解錠ができるようになる機器
  • 開閉センサー(3組):ドアや窓の開閉を検知する機器。AIホームゲートウェイで警告音を鳴らしスマホに通知する
  • Qrio Smart Tag(2組):スマホでブザーがなるタグ。鍵などにつければすぐに場所がわかるようになる

機器は後から追加で購入することもできるので、シンプルプランを選んで必要なものだけを購入することも可能です。

MANOMA(マノマ)の特徴・メリット

  • 月額4,280円で簡単にスマートホームが構築できる
  • 解約後も機器が利用できる
  • 月額2,000円でインターネットも利用できる

月額4,280円で簡単にスマートホームが構築できる

MANOMAは、7種類の機器が利用できるトータルプランが月額4,280円で利用できます。

スマートホームの対応機器は値段が高いので購入費用がネックになりやすいのですが、MANOMAを利用すれば月額4,000円程度で気軽にスマートホームを導入できます。

  • スマートスピーカー
  • 家電の遠隔操作
  • 鍵の施錠や解錠の自動化・遠隔操作
  • 見守りカメラの設置
  • 防犯センサーの設置
  • ブザータグの設置

MANOMAを利用すれば、手頃な価格で以上のようなサービスが実現できます。

解約後も機器が利用できる

MANOMAの機器は、開閉センサー以外は、解約後も各機器のアプリを使って操作することができます。

MANOMAを解約した後は使えなくなるわけではないので、購入した機器が無駄になりません。

 

3年間利用すれば後は月額料金の支払いなしでスマートホームが使えます。

月額2,000円でインターネットも利用できる

MANOMAは「「nuroモバイルHome Wi-Fi(M)」」というインターネットオプションを追加すれば、月額2,000円で自宅にインターネット回線を導入できます。

 

スマートホームはインターネットがないと遠隔操作ができなくなるためあまり役に立ちません。

通常のスマートホームサービスであれば、MANOMAとは別にインターネット回線の契約が必要になりますが、MANOMAでは自宅にインターネット回線がない人のためにオプションでインターネットも利用できるようになっています。

 

シンプルプランと組み合わせると合計4,480円でインターネットとスマートホームが利用できるようになります。

 

ホームルーターには「WiMAX」や「ソフトバンクエアー」がありますが、月額料金4,000円程度はかかります。

ネット回線に少し料金を追加すればスマートホームが導入できることを考えると料金はお得といえるでしょう。

MANOMA(マノマ)の注意点・デメリット

  • 3日間の速度制限がある
  • 通信速度が速くない
  • 3年以内に解約すると端末代がかかる

3日間10Gの速度制限がある

MANOMAはオプションで月額2,000円支払えばインターネットが利用できるようになりますが、「3日間で10Gを超える」と速度制限にかかります。

月のデータ量は無制限ですが、短期の速度制限があるので実質月100G程度が利用できるデータ量の限界になります。

 

WiMAXも3日間10Gの速度制限がありますが、制限されるのは翌日の夜(18時~翌2時)と限定的で、速度制限も約1Mbpsの通信が可能です。

関連リンクWiMAXは速度制限なしで使える?解除の方法は?

対してMANOMAの速度制限は、制限後の通信速度や期間など詳しい内容の記載がないのでよくわかりません。

通信速度があまり速くない

MANOMAはオプションでインターネットが利用できますが、通信速度はあまり速くありません。

ネットの口コミをみてみると実効速度10Mbps程度で、WiMAXやソフトバンクエアーなど、他のホームルーターに比べても半分以下の通信速度です。

最大通信速度 実効速度
MANOMA 370Mbps 12.42Mbps
WiMAX(HOME L02) 1.0Gbps 43.02Mbps
ソフトバンクエアー 962Mbps 24.49Mbps

ドコモの回線を使っているので通信速度は速そうですが、格安SIMのネット回線を使っているので実際の通信速度はWiMAXやソフトバンクエアーに比べても遅くなります。

 

料金は安いですが通信速度はあまり速くないので、通信速度を重視するなら他の回線を使ったほうがいいですね。

メモ

AIホームゲートウェイのように複数の機能を持つ製品がルーターだと、CPUが色々な処理をしなくてはいけないので、通信速度が遅くなりやすいです。

最近のルーターはセキュリティ機能もついていますが、セキュリティ機能をONにすると通信速度が遅くなるので、別に「ファイアウォール」というセキュリティ機器を用意することがあります。

特に法人の場合は、ルーターは「インターネット接続」、ファイアウォールは「セキュリティ」と役割をきっちりと分けて使うことが多いです。

3年以内に解約すると高額な端末代、工事費を支払う必要がある

MANOMAの端末代金は、36回の分割払いで支払っています。

そのため契約時には端末代金は必要ありませんが、3年以内に解約すると解約時に端末代金を一括で支払わないといけません。

 

「トータルプラン」は、端末代金の他に機器の取り付け工事費用も分割払いになっているので、解約時に一緒に支払う必要があります。

シンプルプラン トータルプラン
端末代金(2ヶ月目) 2,736円 3,343円
端末代金(3~37ヶ月目) 2,481円 2,590円
工事費 - 2ヶ月目:572円
3~37ヶ月目:463円

 

仮に1年目で解約するとシンプルプランで6万円以上、トータルプランでは7万円以上の端末代金+工事費が発生します。

シンプルプラン トータルプラン
1年目(残25ヶ月) 62,025円 76,325円
2年目(残13ヶ月) 32,253円 39,689円

MANOMAは、利用している間は月額料金の割引があるので端末代金のことを気にすることはありません。

しかし3年以内に解約すると高額な金額を支払わないといけなくなるので解約のタイミングには気をつけましょう。

MANOMA(マノマ)まとめ

  • 月額4,280円でスマートホームが実現できる
  • 月2,000円のオプショでインターネットも利用可能
  • 通信速度は速くない
  • 3日間10Gの速度制限がある
  • 3年以内に解約すると端末代金と工事費がかかる

MANOMAは月4,000円程度でスマートホームを簡単に実現でき、月2,000円でインターネット回線も一緒に利用できるサービスです。

ただしインターネットはあくまでオプションで、メインはスマートホームサービスなので、スマートホームに興味がある人におすすめのサービスといえます。

 

スマートホームを利用しないなら他のWiFiサービスを使ったほうが料金は安くなります。

スマートホームに興味がなく単純にインターネット回線だけ使いたいなら「WiMAX」や「ソフトバンクエアー」のキャンペーンを使って利用したほうがいいでしょう。

 

MANOMAは、スマートホームに興味がある人や、スマートホームと一緒にホームルーターの設置を考えている人におすすめのサービスです。

MANOMA公式サイト

 

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