最安値保証WiFiは、月額3,280円で契約期間の縛りがないポケットWiFiです。
この記事では最安値保証WiFiの特徴や注意点を詳しく解説していきます。
最安値保証WiFiが気になる方や、契約期間の縛りがないポケットWiFiを探している方はぜひご覧ください。
この記事の目次
最安値保証WiFiとは
最安値保証WiFiは2020年1月29日よりスタートした「スペースエージェント」が運営するポケットWiFiです。
月額3,280円で利用でき、契約期間の縛りや「3日10G」「1日3G」といった速度制限がないのが特徴です。
初期費用もかからないので、利用しやすいポケットWiFiですね。
回線はソフトバンクを利用しています。
最安値保証WiFiの運営会社について
運営会社の「スペースエージェント」は、民泊物件の紹介やサポートなどのサービスを提供している会社です。
民泊事業とからめて宿泊者に貸し出すための「SPACE WiFi」というポケットWiFiも運営しています。
今までポケットWiFiの運営をしてきた実績のある会社なので、安心できます。
最安値保証WiFiの料金プラン
最安値保証WiFiの料金プランは以下のようになります。
料金プラン | |
データ量 | 100G |
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 3,280円 |
契約期間 | なし |
初期費用0円で月額3,280円で利用できます。
契約期間の縛りもないので使いやすいですね。
公式サイトには「使い放題」と書かれていますがデータ量は無制限ではなく、月100Gを超えたあたりから速度制限にかかるので注意しましょう。
最安値保証WiFiの特徴・メリット
- 契約期間の縛りがない
- 初期費用が無料
- 短期の速度制限がない
契約期間の縛りがない
最安値保証WiFiは、従来のポケットWiFiのような2年、3年といった契約期間がありません。
契約期間のあるポケットWiFiは「契約更新月」に解約しないと解約金がかかりますが、最安値保証WiFiは契約期間がないので、途中で解約すると発生する解約金もかかりません。
いつでも好きな時に解約できるので、気軽に利用することができます。
新しいポケットWiFiが登場したときの乗り換えなども簡単なので、短期間のつなぎとして使うのにも役立ちます。
初期費用が無料
ポケットWiFiは契約時に事務手数料3,000円がかかるのが一般的ですが、最安値保証WiFiは初期費用がかかりません。
初期費用 | |
最安値保証WiFi | 0円 |
ギガWiFi | 3,000円 |
GMOとくとくBB WiMAX | 3,000円 |
初期費用なしで月額料金だけ支払えばいいので、契約した時の負担が少なくなります。
初期費用0円のポケットWiFiは数が少ないのでありがたいですね。
最安値保証WiFiは契約期間の縛りがなく初期費用もかからないため、短期間だけ利用したい人におすすめできます。
短期の速度制限がない
最安値保証WiFiは短期の速度制限がありません。
多くのポケットWiFiは「3日間で10G」や「1日2G」「1日3G」という短期の速度制限が存在し、短期間に使いすぎると速度制限にかかります。
最安値保証WiFiと同じ運営会社の「SPACEWiFi」は、1日3Gを超えると当日中は速度制限にかかりますし、WiMAXやワイモバイルは3日間で10Gを超えると翌日に速度制限にかかってしまいます。
これはヘビーユーザーが回線の使いすぎを防止するための対策です。
最安値保証WiFiは短期の速度制限がないので、短期間に多くのデータ量を使うことができます。
最安値保証WiFiの注意点・デメリット
- 月100Gを超えると速度制限にかかる
- 端末故障時の弁済金が40,000円と高額
- 最低2ヶ月間は利用する必要がある
- 解約時に端末の返却が必要
月100Gを超えると速度制限にかかる
最安値保証WiFiは「使い放題」と書かれていますが、実は無制限で使えるわけではありません。
実際は月100Gを超えたあたりで、回線側の判断で速度制限にかかります。
100Gの速度制限については公式サイトにも記載されています。
回線元の判断により、短期間で膨大なデータ量の消費(目安は月間100GB)または異常な通信量とみなされた場合、速度制限(低速化:128kbps)が発生します。
最安値保証WiFi公式サイトより
月100Gを超えると翌月まで128Kbpsの速度制限にかかってしまうので、インターネットはほぼ使えなくなります。
そのため月100G以上使う予定の方にはおすすめできません。
端末故障時の弁済金が40,000円と高額
最安値保証WiFiは、端末が故障した時の弁済金が40,000円と非常に高額です。
弁済金は端末が「落下や衝撃による故障」「紛失」「水没」した場合に発生する料金です。
初期不良や通常の使用による自然故障の場合は、無償で端末を交換してくれるので弁済金はかかりません。
端末をレンタルするタイプのポケットWiFiは弁済金がかかりますが、40,000円は他社と比較しても高額です。
弁済金 | |
最安値保証WiFi | 40,000円 |
FUJI WiFi | 20,000円 |
SAKURAWiFi | 20,000円 |
クラウドWiFi東京 | 25,000円 |
最安値保証WiFiでは、月額500円の「あんしん端末補償」に加入すると、端末が故障した時の弁済金が40,000円から10,000円に安くなります。
月額料金が500円高くなってしまいますが、弁済金が30,000円安くなるので、短期間の利用を考えていて故障が心配な方は申し込んでみてもいいでしょう。
最低2ヶ月は利用する必要がある
最安値保証WiFiは契約期間がないので、いつでも好きなときに解約できますが、当月に解約はできません。
最短でも申し込みをした翌月末に解約となるため、最低2ヶ月は利用する必要があります。
最低2ヶ月は使う必要があるので、「海外在住で日本に滞在している1ヶ月だけ使いたい」というような短期の使い方には向いていません。
ただし最安値保証WiFiは、初期費用が無料なので、2ヶ月分の料金を支払っても初期費用のかかるポケットWiFiの1ヶ月分と金額的には同じくらいになります。
そこまで高額にはならないので選択肢の1つとして考えておくのもありですね。
解約時に端末の返却が必要
最安値保証WiFiは端末をレンタルしているので、解約後は端末一式を返却する必要があります。
返却の送料は利用者が負担となりますし、返却にも少し手間がかかります。
一般的なポケットWiFiと違い端末が手元に残らないので、SIMフリーのモバイルルーターとして転用することもできません。
最安値保証WiFiは、端末の返却期限が「解約月の翌月5日まで」と比較的短めです。
期限内に端末を返却しないと1ヶ月分の月額料金が追加でかかるので、解約後はすぐに端末を返却しましょう。
最安値保証WiFiは、契約期間の縛りがないので、すぐに解約する人に端末をあげるわけにはいきません。
端末を返却しなければいけないのは仕方ないことでしょう。
最安値保証WiFiの端末
最安値保証WiFiの端末は3種類になります。
- Speed Wi-Fi NEXT W04
- JT-101
- TP Archer M7200
端末は基本的には選ぶことができず、在庫のある端末がランダムで送られてきます。
使いたい端末がある場合は、申込後にメールや電話でサポートセンターに連絡しましょう。
在庫があれば希望の端末を確保してくれます。
- 電話番号:03-5877-3941
- メールアドレス:info@saiyasune-wifi.jp
Speed Wi-Fi NEXT W04
製品名 | Speed Wi-Fi NEXT W04 |
メーカー | Huawei |
最大通信速度 | 下り758Mbps / 上り37.5Mbps |
重量 | 140g |
サイズ | 130 x 53 x 14.2mm |
連続通信時間 | 9時間 |
バッテリー | 2,750mAh |
同時接続台数 | 最大10台 |
WLAN | IEEE 802.11 b/g/n/ac |
「Speed Wi-Fi NEXT W04」は、WiMAXの2世代前の古い端末です。
もともとはWiMAXの端末ですが、最安値保証WiFiではソフトバンク回線のSIMが入っているので、回線はソフトバンク回線となります。
W04の最大通信速度は758Mbpsとなっていますが、これはWiMAX回線とauのLTE回線を一緒に利用した時の通信速度です。
最安値保証WiFiはソフトバンク回線を利用しているので、ここまでの通信速度はでません。
ただし他の2つのモバイルルーターと違い、WiFiが「11ac」に対応しているので、WiFiの通信速度が速くなっています。
JT-101
製品名 | JT-101 |
メーカー | 不明 |
最大通信速度 | 下り150Mbps / 上り50Mbps |
重量 | 90g |
サイズ | 92 x 58 x 13mm |
連続通信時間 | 8時間 |
バッテリー | 2,700mAh |
同時接続台数 | 最大10台 |
WLAN | IEEE 802.11 b/g/n |
「JT-101」は、最大通信速度150Mbpsの小型のモバイルルーターです。
他社のポケットWiFiでは「どこよりもWiFi」でも使われている端末になります。
サイズが小さくコンパクトなので、カバンやポケットにいれて持ち運びしても邪魔になりにくい端末です。
通信速度は150Mbpsとそこまで速くないですが、回線速度は実測値で10Mbps程度あれば、快適に利用できるので、そこまで気にする必要はないでしょう。
関連リンクネット回線速度の目安はどれくらいが普通?快適な速度をチェックしよう
TP Archer M7200
製品名 | TP Archer M7200 |
メーカー | TP-Link |
最大通信速度 | 下り150Mbps / 上り50Mbps |
重量 | 90g |
サイズ | 94 x 56.7 x 19.8mm |
連続通信時間 | 8時間 |
バッテリー | 2,000mAh |
同時接続台数 | 最大10台 |
WLAN | IEEE 802.11 b/g/n |
「TP Archer M7200」は、TP-Link社の小型のモバイルルーターです。
最大通信速度やWLANの通信規格は「JT-101」と同じで、2つの端末の性能に違いはありません。
連続通信時間は8時間ですが、バッテリー容量は2,000mAhと「JT-101」より少なめになっています。
最安値保証WiFiと他社との比較
FUJI WiFiとの比較
「FUJI WiFi」は最安値保証WiFiと同じ契約期間の縛りがないポケットWiFiです。
「最安値保証WiFi」と「FUJI WiFi」の「100Gプラン」を比較すると以下のようになります。
最安値保証WiFi | FUJI WiFi | |
月間データ容量 | 100G | 100G |
初期費用 | 0円 | 3,000円 |
月額料金 | 3,280円 | 通常プラン3,280円 おまとめプラン:最大2,780円 |
端末 | W04、JT-101、TP Archer M7200 | FS030W |
最大通信速度 | 150Mbps | 150Mbps |
回線 | ソフトバンク | ソフトバンク |
契約期間 | なし | なし |
弁済金 | 40,000円 | 20,000円 |
2つのポケットWiFiは、月額料金は同じですが、最安値保証WiFiは初期費用が0円なので、その分安く利用できます。
ただし、FUJI WiFiには契約時にまとめて先払いすると割引になる「おまとめ払い」があります。
おまとめ払いを利用すると、最大で月額料金2,760円まで安くなるので、長期で利用するならFUJI WiFiのほうがお得になります。
またFUJI WiFiのほうが最安値保証WiFiに比べて弁済金が20,000円安いので、故障時のリスクが少なくなります。
2つのポケットWiFiを比べてみると、短期間だけ利用するなら初期費用無料の「最安値保証WiFi」、ある程度継続して利用する予定ならおまとめプランで「FUJI WiFi」を利用するのがおすすめですね。
クラウドWiFi東京との比較
次にクラウドSIMを使ったポケットWiFi(クラウドWiFi)で契約期間の縛りがない「クラウドWiFi東京」と比較してみます。
最安値保証WiFi | クラウドWiFi東京 | |
月間データ容量 | 100G | 完全無制限 |
初期費用 | 0円 | 3,800円 |
月額料金 | 3,280円 | 3,380円 |
最大通信速度 | 150Mbps | 150Mbps |
端末 | FS030W | U2s |
回線 | ソフトバンク | LTE(au、ドコモ、ソフトバンク) |
契約期間 | なし | なし |
弁済金 | 40,000円 | 25,000円 |
月額料金は最安値保証WiFiのほうがクラウドWiFi東京より100円安くなります。
ただし、クラウドWiFi東京はデータ量を気にせずに無制限で使うことができます。
最安値保証WiFiのように月100Gで速度制限にかかることがないので、通信量が多いや無制限のポケットWiFiを探している方はクラウドWiFi東京のほうがおすすめです。
また弁済金も最安値保証WiFiより15,000円安いので、故障の際のリスクも少なくなります。
クラウドWiFiは2年契約が多いですが、クラウドWiFi東京は契約期間の縛りもないので、いつでも解約することができるのも良い点です。
クラウドWiFi東京は新型コロナウィルスの影響による端末の在庫不足のため新規受付を停止しています。
無制限のポケットWiFiを探している方は「クラウドWiFiを徹底比較!一番おすすめはこれ!【最新版】」をご覧ください。
最安値保証WiFiまとめ
- 初期費用0円、月額3,280円で契約期間なし
- 月100Gを超えると速度制限にかかる
- 弁済金が40,000円と高い
最安値保証WiFiについて詳しく解説しました。
最安値保証WiFiは初期費用0円、月額3,280円で利用できるポケットWiFiです。
初期費用無料で契約期間の縛りがないので使いやすいポケットWiFiです。
短期間の利用を考えているならおすすめできるポケットWiFiといえます。
ただし、何度もご案内しているように「使い放題」といっていますが、実際は月100Gを超えると速度制限にかかります。
また弁済金が40,000円と高額なので端末の故障には注意が必要です。
月100G以上使う予定のある方は、速度制限になってしまうので別のポケットWiFiを選びましょう。
契約期間の縛りがない無制限のポケットWiFiなら、月額3,380円で無制限の「クラウドWiFi東京」がおすすめです。