ポケットWiFiは3年契約が主流となり、WiMAXもほとんどのプロバイダが3年契約になっています。
契約年数が長くなると「利用期間が長くなる」というデメリットがありますが、WiMAXは3年契約にするメリットもあります。
この記事では、WiMAXを3年契約するメリットやデメリットを紹介し、2年契約との料金比較もしています。
あわせて3年契約におすすめのプロバイダや、それ以外のポケットWiFiも紹介しているので、ポケットWiFiを探している人はぜひご覧ください。
この記事の目次
WiMAX3年契約のメリット
WiMAXを3年契約するメリットは
- LTEモードが使える
- キャンペーンが適応される
という2点です。
LTEモードが無料で利用できる
WiMAXが3年契約の場合、au LTE回線が利用できる「ハイスピードプラスエリアモード(LTEモード)」が無料で利用できます。
- ハイスピードモード(通常モード):WiMAX回線
- ハイスピードプラスエリアモード(LTEモード):WiMAX回線+au LTE回線
2年契約でハイスピードプラスエリアモードを利用すると月1,005円の追加料金がかかります。
3年契約ならオプション代が無料になるのでお得です。
LTEモードは、利用できるエリアが広い
LTEモードは利用できるエリアが広いのが特徴です。
キャリアのLTE回線は電波が届きやすく、スマホと同じ場所で使えるのでWiMAXのサービスエリア外でもインターネットを使えます。
普段はWiMAXのサービスエリアで生活しているけど、旅行や出張でWiMAXが繋がらない地域に行くときや、地下でWiMAXが繋がりにくい時に使うと便利です。
LTEモードを使うと通信速度が高速になる
LTEモードのもう一つのメリットは通信速度が高速になる点です。
WiMAX回線だけで利用した場合、最大通信速度は558Mbpsですが、WiMAX回線とau LTEを一緒に使うとWiFi接続時の最大通信速度が867Mbpsになります。
- WiMAX回線:558Mbps
- WiMAX回線+au LTE回線:867Mbps(USB接続なら1.2Gbps)
理屈は簡単で2つの回線を一緒に使えば一度にたくさんのデータを送ることができるので、通信速度が速くなります。
身近な例でいうと、道路が2車線から3車線になって、車の流れがスムーズになるようなイメージでしょうか。
LTEモードは使いすぎに注意
LTEモードは利用できるエリアが広がり通信速度も速くなるので便利ですが、LTE使用量が「月7G」を超えると速度制限にかかります。
一度速度制限にかかると、ハイスピードモード(通常モード)に切り替えても速度制限は解除されないので注意しましょう。
LTEモードについては「ハイスピードプラスエリアモードとは?特徴や3つの注意点を解説!」に詳しくまとめてあるので気になる方はご覧ください。
お得なキャンペーンを利用できる
WiMAXは3年契約するとお得なキャンペーンを利用できます。
WiMAXのプロバイダは各社が「キャッシュバック」や「月額料金割引」など独自のキャンペーンを行っていますが、特典を受け取るには3年契約が必要で2年契約だとキャンペーン対象外となります。
現在WiMAXで2年契約が選べるプロバイダは「UQ WiMAX」と「@nifty WiMAX」の2社ですが、2年契約にした場合、キャッシュバックや月額割引が対象外となります。
プロバイダ名 | 2年契約のデメリット |
UQ WiMAX | 13,000円のキャッシュバックが対象外 3ヶ月の月額割引がなし |
@nifty WiMAX | 30,000円のキャッシュバックが対象外 |
3年契約のほうがプロバイダの選択肢が多く、お得なキャンペーンを利用できるので、総合的にみて2年契約よりも費用が安くなります。
WiMAX3年契約のデメリット
違約金なしで解約できる機会が少ない
3年契約は契約更新のスパンが長いので、解約できる機会が2年契約に比べて少なくなります。
2年契約の場合は25ヶ月目が解約金がかからない「契約更新月」になりますが、3年契約は37ヶ月目が「契約更新月」になるからです。
契約更新月以外に解約すると違約金が発生します。
本家UQ WiMAXを始めとするほとんどのWiMAXプロバイダの解約金は以下のようになっています。
契約期間 | 解約金 |
2年契約 | ~12ヶ月目:19,000円 13~24ヶ月目:14,000円 25ヶ月目:無料 26ヶ月目~:9,500円 |
3年契約 | ~12ヶ月目:19,000円 13~24ヶ月目:14,000円 25~36ヶ月:9,500円 37ヶ月目:無料 37ヶ月目~:9,500円 |
3年契約と2年契約で解約金の額に違いはありません。
年数が増えると解約金は減っていき、2年目以降は9,500円になります。
しかし3年契約は2年契約に比べて契約更新のタイミングが少ないので、解約を忘れると次の契約更新月は3年後になるというリスクがあります。
WiMAXはスマホと同じで契約更新月に解約しないとそのまま自動更新されるので、スケジュール表に予め予定をいれておき、契約更新月に忘れずに解約しましょう。
WiMAX3年契約と2年契約の料金比較
WiMAXで3年契約をしたからといって、無理に3年間契約し続ける必要はありません。
現在WiMAXで2年契約できるプロバイダはほとんどなく、キャンペーンもないので料金がかえって高くなります。
料金の安いプロバイダで3年契約して途中解約したほうが、2年契約するよりも安くなります。
下の表はシェアNo1の「GMOとくとくBB(3年契約)」と「UQ WiMAX(2年契約)」を2年利用した時の比較です。
GMOとくとくBB(月額割引) | UQ WiMAX | |
契約年数 | 3年 | 2年 |
初期手数料 | 3,000円 | 6,800円 |
初月 | 2,170円の日割り | 4,380円の日割り |
1~2ヶ月目 | 2,170円 | 4,380円 |
3~24ヶ月目 | 3,480円 | 4,380円 |
解約金 | 9,500円 | 0円 |
合計金額 | 93,400円 | 111,920円 |
実質月額料金 | 3,891円 | 4,663円 |
3年契約は途中で解約すると違約金が発生しますが、実質金額で比較すると2年契約よりも20,000円程度安くなります。
月額料金で考えても700円以上お得ですね。
3年契約はプロバイダのお得なキャンペーンが利用できるので、キャンペーンのない2年契約よりも断然お得です。
月1,000円以上かかるLTEモードも無料に使えますし、WiMAXを2年契約するなら3年契約して途中解約するほうがおすすめです。
WiMAXを3年以内に違約金なしで解約する方法
WiMAXを3年以内に違約金なしで解約したい方は、Broad WiMAXの乗り換えキャンペーンを利用しましょう。
こちらのキャンペーンを利用すれば、最大19,000円分の契約解除料をBroad WiMAXが負担してくれるので、違約金なしでWiMAXを乗り換えることができます。
WiMAXの他にワイモバイルやソフトバンクエアーを利用している方もキャンペーンの対象となりますが、残った端末代金はキャンペーン対象外です。
WiMAXは基本的に端末代金が無料なので心配ないですが、ソフトバンクエアーなどを利用している方は注意しましょう。
契約解除料を負担してくれるので、契約更新月にうっかり解約するのを忘れてしまった方にもおすすめです。
Broad WiMAXは、WiMAXでシェアNo2の人気のプロバイダです。
詳しくは「Broad WiMAXの利用前に知るべきメリットと4つのデメリット」でまとめてあるので良かったらご覧ください。
3年契約でおすすめのWiMAXプロバイダ
続いて3年契約のWiMAXプロバイダで一番おすすめのプロバイダをご紹介します。
シェアNo1で料金が安い「GMOとくとくBB」
「GMOとくとくBB」は、WiMAXプロバイダでシェアNo1の人気プロバイダです。
他社プロバイダに比べてキャンペーンがお得で、キャッシュバックや月額割引が大きいのが特徴です。
WiMAXはプロバイダが変わっても、回線元は同じなので、サービスエリアや通信速度、利用できる端末に違いはありません。
そのため料金が安く、シェアNo1で安心できる「GMOとくとくBB」を利用するのがおすすめです。
GMOとくとくBBには「キャッシュバック」と「月額割引」のキャンペーンがありますが、キャッシュバックの受取手続きが不要で、料金が安い月額割引がおすすめです。
2年契約で速度制限のない「どんなときもWiFi」もおすすめ
多くのポケットWiFiは3年契約になっていて、WiMAXも3年契約が主流です。
しかしWiMAX回線にこだわらなければ2年契約できるポケットWiFiは他にもあります。
2年契約のポケットWiFiを探してる方は「どんなときもWiFi」がおすすめです。
どんなときもWifiは、月額3,480円で速度制限もなく無制限で利用できるポケットWiFiです。
また「ドコモ」「au」「ソフトバンク」の3つのLTE回線が全て使えるので、利用できるエリアが広く安定性が高いです。
通信エリアが広いので、WiMAXが届かない地域に住んでいる方やWiMAXを使っているけど、電波が繋がりにくいと感じている方にもおすすめです。
どんなときもWiFiについては「どんなときもWiFiの評判は?7つのメリットと4つのデメリットを徹底紹介!」でも詳しく解説しています。よろしければご覧ください。
WiMAXの3年契約まとめ
WiMAX3年契約のメリット
- LTEモードが無料で使える
- キャンペーンがあるのでお得
- 2年契約よりも3年契約を途中で解約したほうが料金が安い
WiMAXの3年契約のメリットやデメリットについて詳しく紹介しました。
いかがだったでしょうか。
現在WiMAXプロバイダで2年契約できるのは「UQ WiMAX」と「@nifty WiMAX」の2社だけです。
しかし2年契約だとプロバイダが選べず、キャンペーンも使えないので料金が高くなってしまいます。
WiMAXを2年契約したいなら、キャンペーンがお得なプロバイダで3年契約して途中で解約したほうがお得です。
3年契約でおすすめのWiMAXプロバイダは「GMOとくとくBB」です。シェアNo1で安心できますし、料金も最安級です。
WiMAXにこだわりがなければ、最近登場したレンタルWiFiの「どんなときもWiFi」もおすすめです。
月額3,480円で完全無制限ですし、トリプルキャリアのLTEが使えるので、安定性が高いポケットWiFiです。