- WiMAXってマンションで快適に使える?
- WiMAXってマンションでは繋がらないって聞いたけど本当?
- WiMAXは高層階では使えるの?
WiMAXがマンションで使えるか気になっていませんか?
WiMAXは高速で無制限で使える便利なポケットWiFiですが、繋がらないと意味がないですよね。
わたしの実際に使った経験からお話するとWiMAXはマンションでも快適に使えます。
この記事では「WiMAXはマンションで使えるのか」について詳しく解説しています。
WiMAXがマンションで繋がらないといわれている理由や対処方法、おすすめのWiMAXプロバイダも紹介しているのでよかったらご覧ください。
この記事の目次
WiMAXがマンションで繋がらないといわれる理由
WiMAXはマンションでは繋がらないと言われることがあります。
これには2つの理由があります。
- 2.5GHzの周波数帯を使用している
- マンションが鉄筋でできている
それぞれの理由を詳しく解説していきますね。
理由1.2.5GHzの周波数帯を使用している
WiMAXが繋がりにくいと言われる理由の1つ目は、WiMAXが使用している電波が関係しています。
電波は「周波数が高くなるほど強く(速く)なりますが、直進性が高くなり障害物に弱くなる」という性質があります。
- 周波数帯の高い電波:電波が強い(速い)が、障害物に遮られやすい
- 周波数帯の低い電波:電波が弱い(遅い)が、障害物を回り込むので遠くまで届きやすい
WiMAXは主に「2.5GHz」という高めの周波数帯の電波を使用しています。
電波が強いので通信速度は高速ですが、その分直線に飛ぶため障害物が多い場所では電波が遮られてしまいます。
対して、ドコモやソフトバンクなどのモバイル回線は、主に「2.0GHz」の周波数帯を使っています。
また1GHz以下の低い周波数帯の電波も使っているので、比較的どこでも繋がりやすくなっています。
関連リンクWiMAXの周波数はいくつ?WiFiやキャリアとの違いは?
マンションンのある場所は建物が密集していることが多く、壁や天井などの障害物があるため、奥にある部屋や窓のない部屋では電波が届きにくくなりやすいです。
これがWiMAXがマンションでは繋がりにくいと言われている理由の1つです。
理由2. マンションが鉄筋でできている
マンションが鉄筋コンクリートででできていることも、WiMAXの電波が届きにくくなる原因の1つです。
電波はガラスや木材であれば多少電波が弱まることがありますがすり抜けることができます。
しかしコンクリートはほとんどの電波を反射してしまいます。
また鉄などの金属は電波をすべて反射してしまいます。
電波の減衰量
- ガラス:29%
- コンクリート:97%
- 鉄などの金属:100%
参考リンク:電波ってなに?|総務省 東海総合通信局
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鉄筋コンクリートのマンションは、構造上、ほとんどの電波を反射してしまうため、窓など一部の場所以外から電波が侵入することができません。
またマンションによっては火災の時にガラスが割れないように鉄線が斜めにはいっている窓ガラスを使用していることがあります。
このタイプの窓ガラスは鉄線が入っている分、窓を閉めている状態だと電波が届きにくくなります。
このマンションの構造によって電波が遮られるという点は、WiMAXの電波に限らず他の回線の電波でも同じです。
ただし先にも話したとおり、WiMAXは比較的高い周波数帯の電波を利用していることから、障害物があると届きにくくなってしまいます。
WiMAXはマンションの高層階では繋がらない?
またマンションの高層階では電波が届かないのでWiMAXは繋がらないと考えている人もいるようです。
しかし、実際はそんなことはないので安心してください。
WiMAXの電波で一番の障害になるのは遮蔽物となる建物です。
高層階では遮蔽物がないので逆に基地局からの電波がよく届きます。
どちらかというと1階などの低層階のほうが周りに障害物が多いため、電波が遮られて届きにくくなります。
UQ WiMAXの公式サイトにも「1階で電波が届きにくい時は、2階にルーターを設置してください」というアナウンスがでています。
高層階だからといってWiMAXの電波が届かないということはないので安心してください。
また低層だからといって全く電波が入らないことはありません。
わたしはマンションの1階に住んでいたこともありますが、WiMAXの電波は3本入っていたので、いつもどおり使うことができました。
マンションでWiMAXが遅い、繋がらない時の対処方法
- できるだけ障害物のない場所で使う
- 窓際にルーターを置く
- クレードルを活用する
- LTEモードを利用する
できるだけ障害物のない場所で使う
WiMAXの電波を受信しやすくするためにできるだけ電波が届きやすい障害物が少ない場所で使いましょう。
周囲に障害物になる建物があると電波が届きにくいですし、奥まった場所の部屋や、窓の少ない部屋も電波が入りにくくあります。
例えばマンションのお風呂場は窓がないことも多いので、電波が届きにくくなります。
電波の状態はほんの少し移動させるだけで改善することもよくあります。
WiMAXルーターを移動させてみて最適な部屋や置き場所を見つけてみましょう。
窓際にルーターを置く
WiMAXの電波を受信しやすくするためにルーターを窓際に移動させてみましょう。
特にマンションは鉄筋コンクリートでできていると、電波の入る場所が窓しかありません。
電波は反射するので窓際でなくても受信できますが、窓際においてあげることで直接ルーターに電波を届けることができます。
また前に話したとおり、鉄線の入っている窓の場合電波が遮られることが多いです。
他の窓を使うか、窓を開けて電波が受信しやすくしてあげましょう。
クレードルを活用する
マンションの室内で電波が入りにくい場合は、クレードルを利用することで繋がりやすくなり可能性があります。
クレードルは、WiMAXルーターを置くことができる充電台のことです。
WiMAXルーター「WX05」や「WX06」のクレードルには、WiMAXの電波を受信しやすくなるためのアンテナが内蔵されているので、クレードルを使うことで電波をキャッチしやすくなります。
クレードルは充電するだけなら基本的には必要ありませんが、WX05やWX06はクレードルにアンテナが内蔵されているので、電波の状態が悪ければ購入してもいいでしょう。
関連リンクWiMAXのクレードルは必要ない。メリットと不要な理由
WiMAXのクレードルは、UQ WiMAXの公式サイトや、アマゾンなどのネットショップで購入できます。
LTEモードを利用する
WiMAXはルーターの画面からLTEモード(ハイスピードプラスエリアモード)に切り替えると、WiMAX回線にプラスしてauのLTE回線が利用できます。
auのLTE回線を使えば、auのスマホと同じエリアでインターネットが使えるので、WiMAXの電波が届きにくい場所でも利用できるようになります。
どうしてもWiMAX回線では繋がりにくい場所では、LTEモードを利用するといいでしょう。
ただし、LTEモードには注意点もあります。
それはLTE使用量が月7Gを超えるまで速度制限にかかってしまうという点です。
この速度制限にかかってしまうと、翌月まで128Kbpsに通信速度が低下するのでインターネットがほぼ使いものにならなくなります。
また、速度制限にかかったあとにLTEモードから通常のWiMAX回線だけのモードに切り替えても、速度制限は解除されません。
LTEモードは便利ですが、データ量に月7Gまでの上限があるので使いすぎに注意が必要です。
LTEモードについては、「ハイスピードプラスエリアモードとは?特徴や3つの注意点を解説!」でも詳しく解説しているので、よかったらご覧ください。
WiMAXの最新機種はマンションでも繋がりやすくなっている
WiMAXの端末を最新のルーターに変えるだけでも電波が繋がりやすくなります。
WiMAXの最新端末はマンションなどの室内でも電波が繋がりやすい機能が搭載されているためです。
WiMAXのモバイルルーター「W06」は「ハイモードアンテナ」が搭載されているので、従来のWiMAXルーター比べて室内でのWiMAXの受信感度が20%向上しています。
先に「WX05」や「WX06」はクレードルを使うことでアンテナの受信感度が上がると紹介しましたが、W06には最初から同じような機能が搭載されています。
「W06」については「WiMAXの最新機種W06を徹底解説!WX05と比較した違いは?」で詳しく紹介しています。
WiMAXを一度試してみるのがおすすめ
WiMAXがマンションで繋がりにく理由や対処方法を紹介しました。
WiMAXはマンションでは繋がりにくいといわれているのにはきちんとした理由があります。
ただしWiMAX側も何も対策をしていないわけではなく、利用できるエリアや範囲は拡大していていますし、最新端末は電波の受信感度も向上しています。
そのため実際は問題なく使えるというケースの方が多いです。
わたしもマンションで利用していましたが普通に繋がりましたし通信速度も全く問題ありませんでした。
またマンションと一言でいっても構造や立地などによって実際の環境は大きく違います。
ネットで繋がらないというレビューがあったとしても、あなたの環境では繋がらないわけではありません。
WiMAXが繋がるかどうか気になる方は、あれこれ調べてみるよりも実際に試してみるのがおすすめです。
WiMAXの本元である「UQ WiMAX」では「Try WiMAX」というWiMAXの15日間無料レンタルサービスを行っています。
通信速度や電波の繋がり具合が気になる方は、レンタルで実際使えるか試してみるといいでしょう。
UQ WiMAXの無料レンタルについては注意点などを「Try WiMAXの7つの注意点 !15日間無料レンタルの前に確認!」で詳しくまとめているので、よかったらご覧ください。
WiMAXはマンションで使えるかまとめ
WiMAXは電波の特性上、障害物に回り込む力が弱いので、鉄筋コンクリートでできたマンションの室内では電波が届きにくいといわれています。
しかし最新機種では室内での電波の受信感度が上がっているため、マンション内でも電波をつかみやすくなっています。
もしWiMAXが繋がりにくい時は、ルーターを窓際に移動させてみるなど試してみましょう。
マンションに住んでいてWiMAXが使えるか不安があるなら、UQ WiMAXの「Try WiMAX」を利用してみましょう。
15日間無料でWiMAXルーターをレンタルして試してみることができます。