ギガWiFiは月額3,250円で100Gまで利用できるポケットWiFiです。
この記事ではギガWiFiの特徴や注意点を詳しく解説し、他社ポケットWiFiとの比較をしています。
ギガWiFiについて詳しく知りたい方や無制限のポケットWiFiを探している方に役立つはずですのでぜひご覧ください。
この記事の目次
ギガWiFiとは
ギガWiFiは「株式会社メディアサービス」が運営するポケットWiFiです。
「どんなときもWiFi」や「Mugen WiFi」「よくばりWiFi」などと同じクラウドSIMを使ったポケットWiFi(クラウドWiFi)で、1つのSIMで複数の回線を利用できるのが大きな特徴です。
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クラウドWiFiは「どんなときもWiFi」の登場以降かなり数が増えてきましたが、ギガWiFiはその中でも「月額3,250円」と格安で利用できるポケットWiFiです。
ギガWiFiの料金プラン
ギガWiFiには2つの端末があり、選んだ端末によって料金プランが変わります。
U2sプラン | G4プラン | |
データ量 | 100G | 100G |
初期費用 | 3,000円 | 3,000円 |
月額料金 | 3,250円 | 3,650円 |
端末 | U2s | G4 |
契約期間 | 2年 | 2年 |
どちらのプランもデータ量は月100Gまで、利用できるエリアや契約期間もまったく同じです。
2つのプランの違いは端末と月額料金です。
「U2s」はディスプレイのないシンプルなモバイルルーターですが、その分、月額3,250円と格安で利用できます。
「G4」はルーター自体に翻訳機能やグーグルマップがついているので、多機能なモバイルルーターです。
月額3,480円と料金が少し高くなりますが、海外で利用する時に活躍します。
国内中心で使う方や、月額料金を抑えたい方は「U2s、U3プラン」、海外での利用も考えている方は「G4」を選ぶといいでしょう。
ギガWiFiの端末詳細
次にギガWiFiで選べる2つの端末について詳しく紹介します。
GlocalMe U2s
製品名 | U2s |
メーカー | uCloudlink |
最大通信速度 | 下り150Mbps / 上り50Mbps |
重量 | 151g |
サイズ | 127 x 65.7 x 14.2mm |
連続通信時間 | 12時間 |
バッテリー | 3,500mAh |
同時接続台数 | 最大5台 |
WLAN | IEEE 802.11 b/g/n |
「U2s」は、ディスプレイがついていないシンプルなモバイルルーターです。
クラウドSIMを搭載していて「どんなときもWiFi」や「Mugen WiFi」など、多くのクラウドWiFiでメイン端末として採用されています。
電源をいれるだけで簡単に使うことができ、構造がシンプルなので故障しにくいという特徴があります。
ディスプレイがないのでデータ使用量などの細かい状態は端末からは確認できませんが、WiFi接続後にブラウザからルーターにアクセスすればWeb上から確認できます。
U2sは、色々なポケットWiFiで使われていて実績がある定番のモバイルルーターなので、安心して利用できます。
GlocalMe U3
注意
現在ギガWiFiではU3の取り扱いがありません。
U3を利用したい方は「どこよりもWiFi」をご検討ください。
製品名 | U3 |
メーカー | uCloudlink |
最大通信速度 | 下り150Mbps / 上り50Mbps |
重量 | 125g |
サイズ | 126 x 66 x 10mm |
連続通信時間 | 12時間 |
バッテリー | 3,500mAh |
同時接続台数 | 最大10台 |
WLAN | IEEE 802.11 b/g/n |
「U3」は「U2s」と同じく「しばりありプラン(無制限)」で利用できる端末で、2020年5月29日から新しく追加されました。
「U3」は「U2s」の後継機にあたる端末で、同時接続台数が5台から10台になっている点が大きな違いです。
U2sの接続台数が少ないと感じていた人には嬉しい変更点ですね。
またU3の方が厚みが4mm薄くなり、重さも26g軽くなっているので、より持ち運びしやすくなりました。
最大通信速度は150Mbpsと「U2s」と同じですが、細かい点がアップデートしているので特にこだわりがなければ端末は「U2s」よりも「U3」を選んだほうがいいでしょう。
もちろん今までの運用実績を重視するなら「U2s」を選ぶのもありです。
G4
製品名 | G4 |
メーカー | uCloudlink |
最大通信速度 | 下り150Mbps / 上り50Mbps |
重量 | 188g |
サイズ | 136 × 72.2 × 12 mm |
連続通信時間 | 12時間 |
バッテリー | 3,900mAh |
同時接続台数 | 最大5台 |
WLAN | IEEE 802.11 b/g/n |
「G4」は「U2s」や「U3」と同じクラウドSIMを搭載したモバイルルーターです。
「最大通信速度」や」同時接続台数」「WLANの通信規格」などはU2sと同じですが、ディスプレイがついていてU2sより多機能になっています。
G4の大きな特徴として、端末自体に地図アプリの「Googleマップ」や旅行情報アプリ「トリップアドバイザー」が内蔵されています。
さらに翻訳機能もついているので、海外旅行に行った時に便利ですね。
さらにルーターでありながらモバイルバッテリー機能がついていて、スマホやタブレットに給電することもできます。
万が一スマホのバッテリーがなくて電源が切れそうな時でも充電できるので、海外でスマホの電源が切れて連絡がとれないといった状態を避けることができます。
ディスプレイがついているので、U2sと違い「データ使用量」や「バッテリー残量」が端末から簡単に確認できるのも良い点です。
どちらかというと国内よりも海外で使う機能が充実している端末なので、海外に旅行や出張でよく行く人におすすめの端末です。
「G4」が選べるクラウドWiFiは少ないですが、その中でもギガWiFiは月額料金3,480円と安いのでおすすめできます。
ギガWiFiの特徴・メリット
- 無制限で短期速度制限なし
- トリプルキャリアの回線が使える
- 海外134カ国でもそのまま利用できる
月額料金が3,250円と格安
ギガWiFiは月額料金が3,250円とクラウドWiFiの中でも格安です。
月額料金 | |
ギガWiFi | 3,250円 |
Mugen WiFi | 3,280円 |
めっちゃWiFi | 3,480円 |
どんなときもWiFi | 3,480円 |
今まではクラウドWiFIの中では「Mugen WiFi」が一番月額料金が安かったのですが、ギガWiFiはそれよりもさらに月額料金が安くなっています。
月額料金が格安なので、価格の安い無制限ポケットWiFiを探している方におすすめです。
短期の速度制限なし
ギガWiFiは、ポケットWiFiによくある「短期の速度制限」がありません。
多くのポケットWiFiは無制限プランでも「3日10G」「1日3G」というような短期の速度制限が存在し、実際は使いすぎると速度制限にかかります。
ギガWiFiはこのような短期制限がありません。
そのため一度に多くのデータ量を使うことができます。
ただし後ほど説明しますが、ギガWiFiは完全無制限ではなく使いすぎると速度制限にかかります。
トリプルキャリアの回線がすべて使える
ギガWiFiはクラウドSIMを使っているため「ドコモ」「au」「ソフトバンク」のモバイル回線をすべて利用できます。
一般的なポケットWiFiは、SIMカードに1つのキャリアの情報しかはいっていないため、契約した回線しか使うことができません。
対して、ギガWiFiはクラウドSIMによって複数のSIMデータをクラウドサーバーで管理しているので、簡単に回線を切り替えることができます。
クラウドWiFiは、現在利用しているエリアの電波状態を確認して、クラウドSIMで自動的に最適な回線に接続してくれます。
例えばauの回線が圏外のエリアでは、自動的にソフトバンク回線に切り替わるといった具合です。
ただし大手キャリアの回線は社会のインフラなので、どの回線も人口カバー率99%以上と非常に高く「クラウドSIMだから圧倒的に繋がりやすい!」と感じにくいです。
またクラウドWiFiは実際に使ってみるとソフトバンク回線に繋がるケースが圧倒的に多いです。
キャリアの回線を使ったポケットWiFIはソフトバンク回線を使っているサービスが多いこともあり、クラウドSIMにしたから繋がりやすくなったとは実感しにくいでしょう。
海外134ヶ国でそのまま利用できる
ギガWiFiの端末はクラウドSIMを搭載しているため、国内だけでなく海外でもそのまま利用できます。
海外にモバイルルーターを持って行くと現地の回線に自動的に接続してくれます。
クラウドSIM搭載のモバイルルーターはSIMデータを入れ替えて様々な国で使えるので、海外向けレンタルWiFiでよく利用されています。
手続き不要で海外でもそのままインターネットが利用できるので、海外旅行に行くときなどに便利です。
海外で利用する場合は1日ごとに料金が発生し、データ量も無制限ではなく1日「500MB」と「1GB」の上限があります。
データ量 | 料金 |
500MB | 900円/日 |
1GB | 1,200円/日 |
1日のデータ量を超えると当日は384Kbpsの速度制限にかかります。
1日のデータ量を「500MB」と「1GB」どちらにするかは、契約時に選択できます。
あまりデータ量を使わない方は500MB、よくデータを使う方は1GBを選びましょう。
また海外向けのレンタルWiFiと違い、データ量が発生しない日は料金がかからないので、必要ないときはモバイルルーターの電源をOFFにしておきましょう。
使わなければ料金が発生しないので、万が一道に迷った時のために連絡を取るお守りとして持っていくという使い方もできます。
ギガWiFiの注意点・デメリット
- 実際は月100Gまでしか使えない
- 2年間の契約期間がある
100Gを超えると速度制限にかかる
※2020年8月からデータ量が月150Gから100Gになりました。
ギガWiFiは無制限のポケットWiFiといっていますが実際は無制限ではありません。
公式サイトには書かれていませんが、月150Gを超えると速度制限にかかります。
そのため月150G以上利用する予定の方にはおすすめできません。
Twitterでも月150Gを超えると速度制限にかかることが報告されています。
ギガWiFi、やはり150ギガで速度低速化。
ボーダーはきっかり150みたいです。残念。 pic.twitter.com/d4fBeyjhQH
— 芝|フレスコボール日本代表×ボヘミアンワーカー (@t_shiba) May 5, 2020
「ギガWiFiは月150G超えた人には速度制限がかかる」「そもそも100G以上使うことを想定していない」「そんな使い方する方には固定ネットを使うよう勧めている」って言ってたんだけど、広告詐欺じゃないのかな
この話しが本当ならどんなときもWiFiは結局客に対する説明も嘘だったって事になるし…
うーん— EVA-02@生ハムの人 (@EVA02_coc) April 23, 2020
#ギガWiFi
① 申し込みから折り返しの電話で無制限について聞いたらホームページで無制限て書いてるけど150GBまでなんですと。
② クレカ登録でエラーになるから土日祝OKって書いている電話番号へかけたら休みですとアナウンス。今日かけたら繋がるけど誰も出ない。
③メールフォームなし。 pic.twitter.com/kQetOv2jnA— ぽんさん (@pon3ponpon33) May 4, 2020
月150Gあればほとんどの人は速度制限にかかることはないのであまり気にする必要はないかもしれません。
ただクラウドWiFiには「月300Gまで」ときちんとデータ量の上限を表記しているポケットWiFiもあります。
月150Gの上限があるのに「無制限」とサイトで表記するのは紛らわしいですし、なによりユーザーとのトラブルの原因になりかねません。
公式サイトできちんと月に使えるデータ量をアナウンスしてほしいですね。
2年間の契約期間がある
ギガWiFiは2年間の契約期間があり、もし契約期間中に解約した場合、解約金が発生します。
契約月数 | 解約金 |
契約更新月以外 | 4,500円 |
契約更新月 | 無料 |
契約更新月以外は4,500円の解約金が発生します。
解約金の料金は他社に比べるとあまり高くないのですが、ギガWiFiは解約金とは別に端末代金を毎月1,000円ずつ24ヶ月かけて支払っています。
そのため2年以内に解約すると残った端末代金を一括して支払う必要があります。
仮に1年で解約したとすると、4,500円の解約金に加えて12,000円の端末代金がかかるので合計16,500円支払う必要があります。
また契約更新月(25ヶ月目)に解約をすれば解約金はかかりませんが、万が一解約し忘れてしまうと2年契約が自動更新となり、解約金なしで解約できるのはさらに2年後になってしまいます。
ギガWiFiを利用するなら2年目の契約更新月に解約するようにしましょう。
もし契約期間のない無制限ポケットWiFiを探しているなら月額3,380円で契約期間のない「クラウドWiFi東京」のほうがおすすめです。
月額料金が130円高くなりますが、いつでも解約できるので気軽に利用できます。
ギガWiFiと他社ポケットWiFiの比較
次にギガWiFiと他社ポケットWiFiを比較してみましょう。
比較するのは同じクラウドWiFiの「どんなときもWiFi」です。
どんなときもWiFiはクラウドWiFiの先駆けで、TVCMも行っていたため知名度が高いポケットWiFiです。
ギガWiFiとどんなときもWiFiを比較して表にまとめてみました。
ギガWiFi | どんなときもWiFi | |
月間データ容量 | 無制限 ※実際は月150G |
無制限 |
初期費用 | 3,000円 | 3,000円 |
月額料金 | U2s:3,250円 G4:3,480円 |
1~24ヶ月目:3,480円 25ヶ月目~:3,980円 |
最大通信速度 | 150Mbps | 150Mbps |
端末 | U2s、G4 | D1(U2s) |
回線 | LTE(au、ドコモ、ソフトバンク) | LTE(au、ドコモ、ソフトバンク) |
速度制限 | なし | なし |
契約期間 | 3年 | 2年 |
支払い方法 | クレジットカード | クレジットカード、口座振替 |
端末 | 無料プレゼント | レンタル |
2つのポケットWiFiを比較すると以下のようになります。
- 端末や回線エリア、通信速度は同じ
- 月額料金はギガWiFiのほうが安い
- ギガWiFiは「U3」、「G4」が選べる
- ギガWiFiは契約終了後に端末が手に入る
- どんなときもWiFiは口座振替可能
どちらも同じクラウドWiFiなので「回線エリア」「海外で利用できる」などのサービス内容はほぼ同じです。
ただし月額料金は同じ端末の「U2s」「U3」を選んだ場合、ギガWiFiのほうがどんなときもWiFiよりも安くなります。
2年間で計算した場合、合計5,520円ギガWiFiのほうがお得になります。
ポケットWiFi | 2年間の合計料金 |
ギガWiFi | 81,000円 |
どんなときもWiFi | 86,520円 |
ギガWiFiで「G4」を選んだ場合は、どんなときもWiFiと合計料金は全く同じになります。
どんなときもWiFiのほうが知名度が高いですが、ギガWiFiのほうが後発のポケットWiFiなので料金がお得になっています。
サービスにほとんど違いがないため、総合的に考えるとどんなときもWiFiよりも月額料金が安いギガWiFiのほうがおすすめです。
どんなときもWiFiは通信障害が発生しているため現在新規受付を停止しています。
そのためどんなときもWiFiを申し込むのがおすすめできません。
ギガWiFiまとめ
- 月額3,250円と格安のクラウドWiFi
- 1つのルーターで複数の回線が使える
- 海外134ヶ国でそのまま使える
- 契約終了後に端末が手に入る
- 無制限ではなく実際は月100Gまで
- 契約期間3年に注意
ギガWiFiは月額3,250円で月100Gまで利用できる大容量のポケットWiFiです。
無制限では利用できませんが、月100Gあれば多くの人には十分なデータ量でしょう。
わたしもネット回線はポケットWiFiに1本化していますが、月100Gあれば十分です。
クラウドWiFiの中でも月額料金が3,250円と安いので「月100Gまで」ということを理解して申し込みすれば、おすすめできるポケットWiFiです。
ギガWiFiは電話でも申し込みできますが、電話は繋がりにくいのでWebサイトから申し込みするのがおすすめです。
月100G以上使う方はギガWiFiでは容量が足りないので、無制限のポケットWiFiを利用しましょう。
無制限のポケットWiFiは「無制限ポケットWiFiを徹底比較!おすすめの格安WiFiはここ!【2020年最新版】」で詳しく解説しています。
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