- モナWiFiっておすすめできる?
- モナWiFiのおすすめのプランは?
- 他社のポケットWiFiと比べてどうなの?
モナWiFiは2チャンネルのキャラクター「モナー」が使われているポケットWiFiです。
ルータープランとSIMプランがあり、ルータープランは月額3,480円で月100Gまで使うことができます。
結論からいうとモナWiFiはSIMプランはおすすめできますが、ルータープランは微妙です。
この記事では、モナWiFiの特徴や注意点を詳しく解説しています。
他社のポケットWiFiと比較しておすすめのポケットWiFiも紹介しているので、モナWiFiが気になっている方や、ポケットWiFiを探している方はぜひご覧ください。
この記事の目次
モナWiFiとは
モナWiFiは株式会社リンクアップが運営するレンタルWiFiです。
レンタルWiFiは端末を購入するのではなくレンタルして使う新しいタイプのポケットWiFiです。
レンタルなので従来のポケットWiFiのような、契約期間の縛りがないという特徴があります。
モナWiFiのキャラクターには2チャンネルの有名キャラクター「モナー」が使われています。
「モナー」は日本発の仮想通貨「モナコイン」でも使われているゆるい雰囲気のキャラクターです。
現在はまだ準備中ですが、モナWiFiではモナコインでも支払いができるようになる予定です。
いつまでも準備中なので本当に開始されるのか不安になりますが、面白い試みをしているポケットWiFiですね。
モナWiFiの料金プラン
モナWiFiにはルーターとSIMをレンタルする「ルータープラン」とSIMだけをレンタルする「SIMプラン」があります。
- ルータープラン:ルーターとSIMをまとめてレンタルするプラン
- SIMプラン:SIMだけレンタルするプラン。ルーターは自分で用意が必要
SIMプランを利用するにはSIMフリーのモバイルルーターが必要です。
モバイルルーターを持っていない方は、新しくモバイルルーターを購入するかルータープランを選択しましょう。
ルータープランの料金
ルータープランは月50Gまで使える「50Gプラン」と、無制限で利用できる「超大容量プラン」の2つのプランがあります。
50Gプラン | 超大容量プラン | |
月間データ量 | 50G | 無制限 |
事務手数料 | 5,000円 | 5,000円 2,000円(クーポン利用時) |
月額料金 | 3,480円 | 5,480円 3,680円(クーポン利用時) |
超大容量プランはクーポンコードを入力すると月額料金3,680円、事務手数料2,000円に割引されます。
通常料金は高いので超大容量プランを利用する時は必ずクーポンコードを利用しましょう。
50Gプランにはクーポン割引はありませんが、もともと月額料金が安くなっています。
SIMプランの料金
SIMプランは月100Gまで使える「100G SIMプラン」と、月300Gまで利用できる「裏モナSIMプラン」の2つのプランがあります。
100G SIMプラン(モナSIM) | 裏モナSIMプラン | |
月間データ量 | 100G | 300G |
事務手数料 | 5,000円 | 5,000円 |
月額料金 | 3,500円 2,980円(クーポン利用時) |
4,500円 |
特典 | クーポン利用時は返送用のレターパック付き | - |
「100G SIMプラン」は月額3,500円ですが、クーポンコードを入力すると月額料金が2,980円に割引されます。
クーポンコードを入力すると端末返送用のレターパックもついてくるのでお得です。
「100G SIMプラン」を申し込むなら必ずクーポンコードを入力しましょう。
「裏モナSIMプラン」は100Gプランでデータ量が足りない人向けの月300Gまで使えるプランです。
1日あたり10G使うことができるので、ほぼ無制限に使えるプランだと考えていいでしょう。
SIMプランのほうがルータープランよりも全体的に月額料金が安いので、モバイルルーターを持っている方はSIMプランを選んだ方がお得です。
モナWiFiの特徴
- 契約期間の縛りや解約金がない
- 短期の速度制限なしに無制限で利用できる
- ソフトバンク回線を使っているので繋がりやすい
- 再申し込みの場合は手数料が1000円になる
契約期間の縛りや解約金がない
モナWiFiは契約期間の縛りがありません。
ポケットWiFiは2~3年間の契約期間があるのが一般的です。
ポケットWiFiやスマホは、端末代が無料なケースが多いですが、すぐに解約されてしまうと端末代分を損してしまいます。
そのため一定期間利用してもらうための契約期間が設けてあります。
モナWiFiは端末をレンタルするので、従来のポケットWiFiのような契約期間の縛りがありません。
契約期間がないので途中で解約すると発生する違約金もありません。
モナWiFiに限らずレンタルWiFiは契約期間のないサービスが多く、いつでも気軽に解約することができるのが大きな特徴です。
契約期間がないので「ポケットWiFiを試しに利用してみたい方」や「短期間だけ使いたい方」におすすめです。
短期間の速度制限なしで使える
モナWiFiはどのプランも短期の速度制限なしで使うことができます。
WiMAXやワイモバイルは月間データ量が無制限で利用できますが「3日間で10Gを超える1Mbpsになる」短期の速度制限があります。
また同じソフトバンク回線を使っているレンタルWiFiでも「縛りなしWiFi」や「SPACEWiFi」は1日2~3Gを超えると当日中に128Kbpsの速度制限にかかります。
ポケットWiFi | 短期の速度制限 |
モナWiFi | なし |
WiMAX | 3日間で10Gを超えると翌日夜に1Mbpsに速度制限 |
ワイモバイル | 3日間で10Gを超えると翌日夜に1Mbpsに速度制限 |
縛りなしWiFi(ソフトバンク) | 1日2Gを超えると当日128Kbpsに速度制限 |
SPACE WiFi(ソフトバンク) | 1日3Gを超えると当日128Kbpsに速度制限 |
モナWiFiは短期の速度制限がないので一気にデータ通信を行うことができます。
ただし月間データ量を超えると翌月まで128Kbpsの速度制限にかかる点や、一気に使いすぎるとソフトバンク側の判断で速度制限にかかる可能性がある点には注意する必要があります。
ソフトバンク回線を使っているので繋がりやすい
モナWiFiはソフトバンクのモバイル回線を使っているので、利用できるエリアが広くどこでも繋がりやすいです。
同じポケットWiFiでもWiMAXは、地下や山間部では繋がりにくくなることがある傾向にあります。
関連リンクWiMAXは地下鉄で繋がる?繋がらない時の3つの対処方法
キャリアのモバイル回線はWiMAXに比べると通信速度は速くないですが、社会のインフラなのでどこでも繋がるように作られています。
「プラチナバンド」と呼ばれる低い周波数帯の電波を使っているので、WiMAXやワイモバイルのAXGP回線が繋がりにくいエリアでも通信を行うことができます。
関連リンクWiMAXの周波数はいくつ?WiFiやキャリアとの違いは?
再申し込みは手数料が1000円に割引される
モナWiFiは一度申し込んだことのある人が再度申し込みをすると事務手数料が1,000円に割引されます。
通常の事務手数料が5,000円かかるので、2回目以降の申込みは4,000円割引になるので大変お得です。
現在契約中の方でも申し込みできますし、既に解約している人でもマイページから申し込むと手数料が1,000円になります。
もしマイページにログインできなくなった人は、お問い合わせページからメールで問い合わせしてみましょう。
ログインできるように対応してくれます。
モナWiFiの注意点
- 初期費用が高い
- 完全無制限なわけではない
- SIMプランでSMSを送ると罰金がかかる
- レンタルなので返却が必要
初期費用が高い
モナWiFiは事務手数料が5,000円と他社に比べて高いです。
ポケットWiFiの事務手数料は3,000円が一般的なので、他社と比べると2,000円ほど高くなります。
ポケットWiFi | 事務手数料 |
モナWiFi | 5,000円 |
どんなときもWiFi | 3,000円 |
FUJI WiFi | 3,000円 |
超大容量プランはクーポンコードを利用すると2,000円になりますが、それ以外のプランは初期費用が他社より高くなります。
レンタルWiFiは契約期間ないのでいつでも解約できるのがメリットですが、初期費用が高いと短期間の利用では実質費用が高くなってしまうのであまりお得になりません。
モナWiFiには契約期間の縛りがありませんが、短期間の利用を考えているなら「超大容量プラン」を利用するか、初期費用の安い他社のレンタルWiFiを使ったほうがいいでしょう。
例えばレンタルWiFiのSPACE WiFiなどは初期費用無料で利用でき契約期間の縛りがありませんん。
完全無制限なわけではない
「大容量プラン」は月間データ量を無制限で使うことができて短期の速度制限もありませんが完全無制限で使えるわけではありません。
大容量プランのSIMカードにはデータ量の上限がありませんが、ソフトバンク(回線側)に「使いすぎ」と判断されると速度制限にかけられるためです。
具体的に回線側に速度制限がかけられるのは以下のような状況です。
- 短期間での過剰利用がある
- 不正利用の可能性がある
「不正利用の可能性」は第三者によって悪用されない限りは気にする必要ないでしょう。
しかしデータの使いすぎで「短期間のでの過剰利用」によって速度制限にかかる可能性は十分にあります。
ソフトバンクによって一度速度制限にかけられると、翌月まで128Kbpsになるので、インターネットはほぼ使いものにならなくなります。
またソフトバンクは速度制限にかけるための明確な基準を公表していないので、具体的にどの程度使えば速度制限にかかるのかはっきりとしていません。
「無制限だから大丈夫」と思って使いすぎると、月半ばで速度制限にかかる可能性があるので注意しましょう。
2つのオプションに初月加入が必須
モナWiFiには「MONAセーフ(月額500円)」と「ウィルスセキュリティ(月額500円)」の2つのオプションがあります。
- MONAセーフ:ルーターが故障した時に保証してくれるサービス
- ウィルスセキュリティ:スマホやタブレット、PCなど最大3台までセキュリティを高めるサービス
モナWiFiのルータープランは2つのオプションへの初月加入が必須です。
ウィルスセキュリティは初月無料ですが、MONAセーフは月額500円かかります。
これらのオプションは2ヶ月目以降は解約できますが、解約をうっかり忘れてしまうと、毎月1,000円追加で料金が発生します。
特に必要なければ初月にオプション解約の手続きをしておきましょう。
SIMプランでSMSを送ると罰金がかかる
モナWiFiは「SIMプラン」でSMS(ショートメッセージ)を送信すると罰金5,000円がかかります。
SMSは電話番号で簡単にメッセージを送る事ができる機能です。
SIMにはそれぞれ電話番号が割り振られているのでSMSを送信することができますが、モナWiFiのSIMはSMSの送信が回線側に許可されていないため罰金が発生してしまいます。
モバイルルーターにSIMを挿している時は気にする必要はありませんがスマホやタブレットにSIMを挿して使う時は注意しましょう。
SMSは送信すると罰金がかかりますが、受信するのはOKです。
誤ってSNSを送信してしまった場合はお問い合わせフォームから連絡しましょう。
レンタルなので返却が必要
モナWiFiはルーターやSIMをレンタルしているので、解約した時にレンタル端末一式を返却する必要があります。
発送は追跡可能なレターパックやネコポスを使う必要があり送料は利用者の負担になります。
モナWiFiの「100G SIMプラン」は、クーポンコードを入力すると特典として返送用のレターパックがついているので無料で返却できます。
契約期間のある従来のポケットWiFiは、SIMカードを返却する必要がありますが、モバイルルーターは利用者のものになるので返却する必要はありません。
モナWiFiの端末はあくまでレンタルしているため、解約時に返却の手間がかかることを覚えておきましょう。
モナWiFiと他社ポケットWiFiの比較
次にモナWiFiと他社のポケットWiFiを比較します。
結論からいうとSIMプランは安くてお得ですが、ルータープランは他社のほうが料金が安いのであまりおすすめできません。
50Gプランは「FUJI WiFi」のほうが安い
モナWiFiの50Gプランを利用するなら、FUJI WiFiの50Gプランのほうが料金が安いのでおすすめです。
FUJI WiFiは料金プランが豊富なレンタルWiFiです。
FUJI WiFiの無制限プランは料金が高いので微妙なのですが、50Gプランは料金が安いのでおすすめできます。
関連リンクFUJI WiFiの料金プランをプラン毎に詳しく解説!
モナWiFiの50GプランとFUJI WiFiの50Gプランの料金を比較すると以下のようになります。
モナWiFi | FUJI WiFi | |
データ量 | 50G | 50G |
事務手数料 | 5,000円 | 3,000円 |
月額料金 | 3,480円 | 2,980円 |
利用回線 | ソフトバンク | ソフトバンク |
契約期間 | なし | なし |
FUJI WiFiのほうが事務手数料も月額料金も安くなります。
どちらのポケットWiFiもモバイルルーターや回線に違いはないので、50Gプランを使うなら料金が安いFUJI WiFiを選んだほうがいいでしょう。
無制限プランなら「どんなときもWiFi」のほうがおすすめ
モナWiFiの「大容量プラン」と、同じく無制限で使える「どんなときもWiFi」を比べてみます。
どんなときもWiFiは月額3,480円で無制限で利用できるポケットWiFiです。
どんなときもWiFiの特徴をまとめると以下のような特徴があります。
- 月額3,480円で完全無制限
- ドコモ、au、ソフトバンクのLTE回線に全て対応
- 海外でも利用できる
モナWiFiの大容量プランとどんなときもWiFiの料金を比較すると以下のようになります。
モナWiFi | どんなときもWiFi | |
データ量 | 無制限 | 完全無制限 |
事務手数料 | 2,000円(クーポン割引後) | 3,000円 |
月額料金 | 3,680円(クーポン割引後) | 3,480円 |
利用回線 | ソフトバンク | ドコモ、au、ソフトバンク |
契約期間 | なし | 2年 |
クーポンを利用すればモナWiFiのほうが事務手数料が1,000円安くなりますが、どんなときもWiFiのほうが月額料金が安いので5ヶ月以上利用するならどんなときもWiFiのほうが安くなります。
どんなときもWiFiiは「クラウドSIM」を使っているので完全無制限で使えるのも大きな特徴です。
モナWiFiは無制限プランでもソフトバンクの判断で速度制限にかかってしまいますが、どんなときもWiFiはSIMを入れ替えることで完全無制限で使うことができます。
どんなときもWiFiは2年の契約期間の縛りがあるので短期利用には向いていませんが、月額料金が3,480円と安く完全無制限で使えるので長期間利用するならモナWiFiの無制限プランよりもおすすめです。
モナWiFiまとめ
モナWiFiを利用するならSIMプランの「100Gプラン」が安くておすすめです。
SIMフリーモバイルルーターを自分で用意する必要がありますが、月額2,980円で月100G使うことができます。
対してルータープランは他社のレンタルWiFiのほうが料金が安いのであまりお得ではありません。
モバイルルーターを持っていない人は他社のポケットWiFiを選んだほうがいいでしょう。
月50Gまでの利用なら月額2,980円のFUJI WiFi、完全無制限で利用するなら月額3,480円の「どんなときもWiFi」がおすすめです。
最近はどんなときもWiFiのようにクラウドSIMを使った完全無制限のポケットWiFi(クラウドWiFi)が増えています。
おすすめのクラウドWiFiは「クラウドWiFiを徹底比較!一番おすすめはこれ!【最新版】」で詳しく紹介しています。
完全無制限のポケットWiFiを探している方はあわせて覧ください。