UQ WiMAXは「UQ!」のCMでお馴染みのUQコミュニケーションズが提供するWiMAXです。
WiMAXは小型のルーターを持つことで家の外でも手軽にインターネットが使えるポケットWiFiの1つです。
UQ WiMAX以外にもWiMAXを提供しているプロバイダは数多くありますが、回線自体はすべてUQ WiMAXを利用しています。
UQ WiMAXは回線元のプロバイダなので「お得そう」と考えてしまいそうですが、実はそうでもありません。
この記事ではUQ WiMAXのメリットやデメリットを詳しく解説していきます。
UQ WiMAXについて詳しく知りたい方や、WiMAXのプロバイダ選びに悩んでいる方はぜひご覧ください。
この記事の目次
UQ WiMAXとは
「UQ WiMAX」はKDDIグループの「UQコミュニケーションズ」が提供するWiMAXサービスです。
UQコミュニケーションズは、格安SIMの「UQ mobile」も展開していて、CMでよく観るのでご存知の方も多いと思います。
UQコミュニケーションズはWiMAXのサービスを提供している他のプロバイダ(販売代理店)とは違いWiMAX回線自体の管理、運営も行っています。
つまりUQ WiMAXがWiMAXの本家本元ということですね。
WiMAXには「GMOとくとくBB」「BIGLOBE」など20以上のプロバイダがありますが、どこでWiMAXを利用しても回線元は全て同じUQ WiMAXになります。
WiMAXってどんなサービス?
「そもそもWiMAXって何?」という方にWiMAXについて少し解説をしておきます。
WiMAXは簡単にいうと「小型のモバイルルーターを使って、どこでもインターネットが利用できる」ポケットWiFiの1種つです。
スマホや多くのポケットWiFiはキャリアのモバイル回線を使ってインターネットに接続しますが、WiMAXはモバイル回線とは別の独自の無線通信を使ってインターネットに接続します。
その無線通信の名前が「WiMAX」です。
WiMAXには以下のようなメリットがあります。
- 配線工事が不要
- 家の中と外で使える
- 端末が届いたらすぐに利用できる
WiMAXについては「WiMAXとは?WiFiの違いやメリット・デメリットを徹底解説!」で詳しく解説しているので、気になる方はご覧になってください。
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WiMAXとは?WiFiの違いやメリット・デメリットを徹底解説!
「WiMAX」は、無線でインターネットが利用できるサービスです。 日本では2009年より「UQコミュニケーションズ」がサービスを開始し現在では契約数が3000万件を超えている人気のポケットWiFiです ...
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UQ WiMAXの料金プラン
UQ WiMAXの料金プランは無制限で利用できる「ギガ放題プラン」1つだけです。
料金 | |
データ量 | 無制限 |
事務手数料 | 3,000円 |
月額料金 | 3,880円 |
端末代 | 15,000円 |
契約期間 | 2年 |
UQ WiMAXの料金プランは、以前は月7Gまで利用できる「UQ Flatツープラス(通常プラン)」と、無制限で利用できる「UQ Flatツープラス ギガ放題」の2種類がありましたが、料金プランの見直し後は「ギガ放題プラン」1種類になりました。
それにともない「UQ Flatツープラス」の新規受付は終了しています。
UQ WiMAXの解約金
UQ WiMAXは2年契約となり、契約更新月以外に解約すると解約金がかかります。
UQ WiMAXの解約金
- 解約金:1,000円
- 契約更新月:0円
UQ WiMAXの特徴・メリット
UQ WiMAXはWiMAX本家なので、サポート面が優れているのが大きな特徴です。
- 2年契約が可能
- 解約金が安い
- 店舗で直接契約できる
- サポートが無料で受付時間も長い
- 当日に解約でき料金は日割り計算
- 口座振替が利用できる
契約期間が2年と短い
UQ WiMAXは契約期間が2年と短いです。
WiMAXは3年契約が主流で、2年契約のサービスは他にありません。
プロバイダ | 契約期間 |
UQ WiMAX | 2年 |
GMOとくとくBB | 3年 |
Broad WiMAX | 3年 |
さらに契約更新月も1ヶ月だけでなく契約満了月から3ヶ月間あるのでより解約しやすくなっています。
プロバイダ | 契約更新月 |
UQ WiMAX | 契約満了月から3ヶ月間 |
GMOとくとくBB | 1ヶ月 |
Broad WiMAX | 1ヶ月 |
解約金が安い
UQ WiMAXは料金プランの見直しとともに解約金が1,000円と非常に安くなりました。
利用年数 | UQ WiMAX | 以前の解約金 |
1年目 | 1,000円 | 19,000円 |
2年目 | 14,000円 | |
3年目 | 9,500円 |
以前は1年以内に解約すると19,000円支払わないといけなかったのですが、それがいつ解約しても1,000円に変わりました。
UQ WiMAXは一応2年の契約期間がありますが、解約金が1,000円しかかからないので、契約期間中に解約しても負担になりません。
解約金が安くなったので、短期間の利用や途中解約がしやすくなりました。
ポイント
スマホやポケットWiFiは、契約期間と解約金によって利用者が簡単に解約できないようにする「囲い込みモデル」が一般的です。
しかし経済産業省の要請によって2019年秋以降は「2年契約の場合は解約金を1,000円以下にしなければいけない」というルールができました。
日本は通信費が他国よりも高いためそれを抑えるのが狙いです。
店舗で直接契約できる
UQ WiMAXは全国に「UQスポット」という店舗を運営していて店頭で直接WiMAXを契約することができます。
店舗ではWiMAXの他に格安SIMの「UQ mobile」の契約も可能です。
WiMAXは直接店舗を持たないプロバイダが多く、申込みもWebサイトから行うのが主流です。
店舗で直接契約できるプロバイダはほとんどないので、店舗があるUQ WiMAXは貴重です。
スタッフの方に気になる点を直接質問することができるので、実際にスタッフの人と話をして疑問点を解決しながら契約したい方におすすめです。
最寄りのUQ WiMAXの販売店舗は公式サイトから調べることができます。
サポート窓口が無料で受付時間も長い
UQ WiMAXのサポート窓口は受付時間が年中無休で9時~21時までと他社プロバイダより長めです。
またフリーダイヤルなので無料で通話できます。
UQ WiMAXのサポート窓口
- 電話番号:0120-929-818(フリーダイヤル)
- 受付時間:9時~21時(年中無休)
例えば「GMOとくとくBB」の場合だと、受け受け時間は平日の9時~19時までとなり、フリーダイヤルではないので通話料もかかります。
カスタマーセンターに連絡する場合、自動音声が流れたあとにしばらくしてからオペレーターに繋がるという流れになります。
電話が混雑する時間帯は、オペレーターに繋がりにくい場合もありますし、つながった後も本人確認や問い合わせ内容の確認作業が必要になるので、通話時間が長くなりがちです。
UQ WiMAXならフリーダイヤルで通話料を気にせずに問い合わせをすることができます。
当日に解約でき料金は日割り計算
UQ WiMAXはサポート窓口に電話連絡すれば当日のうちに解約が可能です。
解約月は1ヶ月分の月額料金がかかるプロバイダが多い中、UQ WiMAXは日割り計算となる点もお得です。
サポート窓口も21時まで受付しているので日中仕事のある人でも連絡がしやすいです。
すぐに解約できて、日割り計算してくれるので他のプロバイダより解約連絡をシビアにする必要がありません。
WiMAX本家なので他のプロバイダより解約のサポートが充実しています。
口座振替で支払いができる
UQ WiMAXはクレジットカード払いの他に口座振替でも支払いが可能です。
口座振替は、クレジットカードを持っていない方や、クレジットカードで支払いをしたくない方におすすめです。
WiMAXやポケットWiFiは、支払い方法がクレジットカードだけのサービスが多く、口座振替できるところはほとんどありません。
WiMAXのプロバイダで、口座振替ができるのは「UQ WiMAX」を含めて3社だけです。
ただし口座振替にした場合、料金的にはUQ WiMAXよりもBIGLOBE WiMAXのほうがお得になります。
口座振替をした時のおすすめプロバイダは「WiMAXを口座振替、クレカなしで利用!プロバイダ3社を徹底比較!」で詳しく解説しているので、口座振替を考えている方はよければ参考にしてください。
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UQ WiMAXの注意点・デメリット
- 他社のWiMAXプロバイダに比べて料金が高い
- 端末代が無料ではない
他社のWiMAXプロバイダに比べて料金が高い
UQ WiMAXは他社のプロバイダに比べるとキャンペーンによる月額割引やキャッシュバックが少なめです。
そのため他社のWiMAXプロバイダと比較すると料金が割高になります。
UQ WiMAXはWiMAXの本家なので料金も一番安くなりそうなですが実際はそうではありません。
UQ WiMAXは、広告を出してWiMAX自体の認知度を高めたり、店舗運営を行う必要があるため、その分高いコストが必要になります。
店舗を持たずにネットだけで受付をしているプロバイダは店舗運営のコストは掛かりませんし、UQ WiMAXがWiMAXの広告をだしてくれるので自社で広告をだす必要がありません。
各プロバイダは、その分コストが抑えられるのでお得なキャンペーンを展開して利用者へ還元しています。
UQ WiMAXはサポートが充実していますが、WiMAXはプロバイダが変わっても回線元が同じなので利用できるエリアや端末、通信速度は変わりません。
そのため料金の安さを重視してWiMAXプロバイダを選ぶなら、キャンペーンが充実している他社のプロバイダを選んだほうがお得になります。
端末が無料ではない
UQ WiMAXは端末代が無料ではなく、申込時に一括で支払う必要があります。
端末代は全て15,000円です。
端末名 | 端末代金 |
WX06 | 15,000円 |
W06 | |
HOME 02 | |
HOME L02 |
他社のWiMAXプロバイダは端末代は無料です。
端末代 | |
UQ WiMAX | 15,000円 |
GMOとくとくBB | 無料 |
Broad WiMAX | 無料 |
UQ WiMAXは解約金が1,000円と安い代わりに購入時に端末代15,000円がかかるため初期費用が高くなります。
UQ WiMAXと他社プロバイダとの比較
次にUQ WiMAXと他社のプロバイダの料金を比較してみましょう。
比較するのは、WiMAXの中でも人気の高いプロバイダ「GMOとくとくBB」です。
GMOとくとくBB(月額割引) | UQ WiMAX | |
初期費用 | 3,000円 | 3,000円 |
端末代 | 無料 | 15,000円 |
利用開始月 | 日割り | 日割り |
1~2ヶ月目 | 2,590円 | 3,880円 |
3~24ヶ月目 | 3,344円 | |
25ヶ月目以降 | 4,263円 | |
キャッシュバック | 3,000円 | なし |
合計料金 | 132,904円 | 111,120円(2年) |
実質月額料金 | 3,691円 | 4,630円 |
契約期間 | 3年 | 2年 |
実質の月額料金を比較すると、GMOとくとくBBのほうが月額料金が950円程度安くなることがわかります。
UQ WiMAXは2年間と契約期間が短く、解約金も安いので解約しやすいというメリットがあります。
しかし月額割引やキャッシュバックなどの特典が乏しく、購入時に端末代もかかるため料金はあまり安くありません。
UQ WiMAXはサポート面が充実していますが、WiMAX自体のサービス内容に違いはありません。
安い料金でWiMAXを利用したい方はUQ WiMAXよりも料金の安い「GMOとくとくBB」の方がおすすめです。
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UQ WiMAXを利用する流れ
次にUQ WiMAXを利用する流れを紹介します。
エリアを確認する
まず最初に自分が利用するエリアがWiMAXのサービスエリア内か確認しましょう。
当たり前ですが、電波が入らなければ利用できないですからね。
サービスエリアはUQ WIMAXの公式サイトから確認することができます。
地図上でエリアを確認できるほか、住所を直接入力するとピンポイントで電波の状態を確認することができます。
自宅や職場など利用する予定のある住所を入力してみて、電波が入るか確認しておきましょう。
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公式サイトで申し込みをする
WiMAXのエリアか確認したら、次はUQ WIMAXの公式サイトで申し込みをします。
UQ WiMAX公式サイトにアクセスして申し込みを開始しましょう。
端末を選択する
まずはWiMAXで利用する端末を選びます。
WiMAXで利用できる端末は数種類ありますが、一番おすすめは最新端末の「W06」です。
W06はWiMAXのWシリーズの最新端末で以下のような特徴があります。
- 最大通信速度1,237Mbpsと高速
- 室内でつながりやすい
現状、WiMAXのルーター選びに悩んだらW06を選んでおけば間違いありません。
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クレードルは必要ない
WiMAXでは端末と同時にオプションで「クレードル」を購入することができます。
クレードルはモバイルルーターを置いて充電できる充電台のことです。
クレードルを使えばLANケーブルで直接優先接続できるなどのメリットがあります。
ただし多くの人にとってはほとんど必要ありません。
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W06にはクレードルがないため、どうしてもクレードルが必要な方は「WX06」を選択しましょう。
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UQ WiMAXの解約方法
UQ WIMAXの解約は、電話での受付となり、Web上から解約はできません。
解約する時はUQお客様センター(0120‐929‐818)に連絡をしましょう。
IP電話などでフリーダイヤルがつながらない場合は、「042-310-3719」が連絡先になります。
連絡する時は、契約者本人が連絡をする必要があり、本人確認のために以下の情報が必要となります。
- 契約者名
- 連絡先電話番号
- 暗証番号もしくは生年月日および契約先住所
解約は即日での解約が可能で料金は日割り計算となります。
日時の指定もできるので、月末まで利用することもできます。
契約更新月以外に解約すると違約金がかかるので、忘れないうちに早めに連絡しておいたほうがいいでしょう。
UQ WiMAXまとめ
UQ WiMAXは、WiMAX回線を管理するUQコミュニケーションズが提供するWiMAXです。
WiMAXの本家なのでサポート内容が充実していて、店舗もあるため直接申し込むことができます。
料金プランの見直し後は、契約期間が2年と短くなり解約金1000円になったので、解約しやすくなりました。
しかし端末を購入する必要があり、割引やキャッシュバックなどの特典が少ないため、他社のプロバイダに比べると料金が割高です。
安い料金でWiMAXが使いたい方やサポートが特に必要ない方は料金が安い他社のプロバイダを選んだほうがいいでしょう。
WiMAXプロバイダは料金が安くWiMAXでシェアNo1のプロバイダ「GMOとくとくBB」が一番おすすめです。
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